© 2025 Nagagaki Natuki
東京目黒のJam Photo Galleryで「Atelier Ricken Backer 6th Exibition」が開催される。
アルフレッドスティーグリッツのequivalentから100余年が経つ今、様々な写真作家が時代を反映させた像を世界に発信し現代写真の今がある。
オブジェクトは様々で、それぞれの時代へのアンチテーゼ、またはその時存在し得なかった思考の極地とも言える何かが生まれ今も尚、作家の結晶であるプリント・ブックとして現代にあり続けている。
私が代表・directorを務めるアトリエリッケンバッカーは写真家が集まり制作を行う場所とコミュニティーであり、所属する作家の殆どが若年層と言われる世代である。
平成に生まれ令和を生きる彼等が何に疑問関心があるのか、そして個人と世界の繋がりをどう見出し写真という形で世界と対話していくのか、今現在10代20代を生きる彼らの視覚言語に私は意義深さを感じている。
作家と世界の関係性は多種多様に変化していく社会の中で普遍である。これから先も常に新しい可能性・価値観が現れ、時代に写真を用い声明していくだろう。
私達アトリエリッケンバッカーはその礎の一つで在りたい。
Atelier Ricken Backer 代表 - ディレクター 福島 耕平
■出展者
野見山 麟
長垣夏希
北口一香
飯田沙月
- ■展覧会情報
「Atelier Ricken Backer 6th Exibition」
会期:2025年9月30日(火)~10月5日(日)
時間:12:00〜18:00(日曜は17:00まで)
休廊日:月曜日
会場:Jam Photo Gallery
住所:東京都目黒区目黒2-8-7鈴木ビル2階B号室
■参加者プロフィール
野見山 麟(のみやま・れん)
1998年福岡県生まれ。2023年日本写真映像専門学校卒業後、東京を拠点に写真作家として活動。事象事物に眠るミクロとマクロの概念から世界を構築する存在の在り方を見出す事を目的とし制作する。
長垣夏希(なががき・なつき)
1996年徳島県生まれ。2023年日本写真映像専門学校卒業後、大阪を拠点に写真作家として活動。自身の経験からひきこもりをテーマとし、私達が在る世界の立ち位置を模索する。
北口一香(きたぐち・いちか)
2005年大阪府生まれ。2025年日本写真映像専門学校卒業、大阪を拠点に写真作家として活動。親と子の関係性をテーマとする、親鳥をみた雛鳥は自然とそれを受け入れるが人はここに畏怖と敬愛を持つ。この二律背反を含む形容しがたい愛情をイメージとし想起させる。
飯田沙月(いいだ・さつき)
2005年大阪府生まれ。大阪芸術大学在学、大阪を拠点に写真作家として活動。万物の因果関係において生じる物理性、精神性の繋がりを可視化する。世界は見えない糸で紡がれ編みこみ形を為す。
【関連リンク】
https://www.jamphotogallery.com
出展者 | 野見山 麟・長垣夏希・北口一香・飯田沙月 |
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会期 | 2025年9月30日(火)~10月5日(日) |
会場名 | Jam Photo Gallery |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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