写真の会は、第35回「写真の会」賞審査会を開催し、第35回「写真の会」賞を展覧会および作品集「Gate Hack Eden」[作者:金村修][作品集制作:ori.studio]に、同特別賞を福岡アジア美術館「アジアン・フォト・ヒストリー」に授与することを決定した。
■第35回 写真の会賞 受賞作品
展覧会と作品集「Gate Hack Eden」に対して[作者:金村修][作品集制作:ori.Studio]
・展覧会「”Gate Hack Eden”」(CAVE-AYUMI GALLERY、2024年)
・作品集『Gate Hack Eden』(ori.studio、2024年)
■第35回 写真の会特別賞 受賞作品
展覧会「アジアン・フォト・ヒストリー」福岡アジア美術館[担当学芸員:趙純恵]
今回の選考会に参加した会員は次の11名。
アイハラケンジ、井鍋雄介、沖本尚志、河島えみ、北 桂樹、小林紗由里、タカザワケンジ、深川雅文、藤村里美。生井英考(オブザーバー)、福田慎一(サポート会員)。
受賞式を2025年12月13日(土)に東京都内で開催。会場とタイムスケジュールについては、追って告知する。
- ■プロフィール
金村修 Osamu Kanemura
1964年、東京都生まれ。写真家。東京綜合写真専門学校在学中の1992年、オランダの「ロッテルダム・フォト・ビエンナーレ」のメイン企画展「Wasteland, landscape from now on」に作品が選出される。1993年、東京綜合写真専門学校を卒業。1995年、写真集『Crash Landing』を刊行。1996年、ニューヨーク近代美術館の「New Photography 12」に「世界に注目される6人の写真家」の一人に選ばれる。1997年、東川町国際写真フェスティバル新人作家賞を受賞。2000年、土門拳賞を受賞。2014年、伊奈信男賞を受賞。主な写真集に『Happiness is a Red before』(蒼穹舎、2000年)、『SPIDER’S STRATEGY』(オシリス、2001年)、『I CAN TELL』(芳賀書店、2001年)、がある。
ori.studio(おり・すたじお)
2016年にカナダ人のMaxim CormierとFan Xuechen(范雪晨)によって設立されたデザインスタジオ。グラフィックデザイン・リサーチ・出版を業務として中国・北京を拠点に活動中。海外のアーティスト、出版社、デザイナーとの協働、展覧会の共同開催をはじめ、書籍の形態を超えるユニークなアートブックの編集・デザインを積極的に行っている。
https://ori.studio/
▼「アジアン・フォト・ヒストリー」概要
2024年10月31日から同12月17日まで福岡アジア美術館で開催された企画展。1870年代から2000年代以降まで5つの時代区分で、アジアの写真表現の時代変遷を追った。
https://faam.city.fukuoka.lg.jp/exhibition/22493/
【関連リンク】
https://shashin-no-kai.com
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