東京四谷のギャラリーヨクトで山崎弘義「Outskirts II」が開催される。
自宅から徒歩10分ほどのところで西大袋区画整理事業が行われている。平成9年(1997年)に都市計画決定及び市街化区域への編入を経て、すでに20数年経過している。対象面積は125haに及び、現時点で使用収益開始率は56.4%となっている。
私が通った小学校はこの地域にあり、見慣れた農村風景が続いていた。地区内に元名主の小津氏が邸宅を構えた一角には当時珍しかったプールがあり、地域住民に公開していて、夏休みには友達と水遊びに行った記憶がある。
この地区は区画整理事業をなかなか実施できず、市内では一番開発が遅れた地域になっていた。ここに居を構えていた元市長の故・島村慎市郎氏は北部開発構想を策定し、大袋地区を市の中心核に据えた計画を作り、それが今の西大袋区画整理事業の下地になっていると聞く。開発制限がかかった市街化調整区域であるに関わらず、所謂スプロール化により、ミニ開発が進んだ区域もあり、また農村の後継者不足から農地を手放したいという要望もあったという。
この西大袋地区は越谷市の北西部に位置し、レイクタウン区画整理事業は越谷市の東南部に位置している。実はこの2つの事業は同じ時期に事業開始されたが、レイクタウン地区がほぼ水田だったのに対して、西大袋地区は農地と宅地が混在しており、両者の景観の推移には大きな違いを生じている。
・展示作品:タイプCプリント4切・20点
・使用カメラ MAMIYA7Ⅱ
- ■展覧会情報
山崎弘義「Outskirts II」
会期:2025年8月2日(土)〜8月16日(土)
時間:13:00~19:00
休廊日:火曜日、水曜日
会場:ギャラリーヨクト
住所:東京都新宿区四谷4-10 ユニヴェールビル102
■プロフィール
山崎弘義(やまざき・ひろよし)
1956年埼玉県生まれ。1980年慶応義塾大学文学部哲学科卒。1986年フォトセッション’86に参加し、森山大道氏に師事。1987年東京写真専門学校報道写真科Ⅱ部卒業。2012年~2021年日本写真芸術専門学校非常勤講師。ギャラリーヨクト運営メンバー。
2015年写真集『DIARY母と庭の肖像』(大隅書店)、2019年写真集『クロスロード』(蒼穹舎)、2022年写真集『路上の匂い』(蒼穹舎)出版。2025年写真集『AROUND LAKE TOWN』(
禅フォトギャラリー)
【関連リンク】
http://blog.livedoor.jp/galleryyocto/
出展者 | 山崎弘義 |
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会期 | 2025年8月2日(土)〜8月16日(土) |
会場名 | ギャラリーヨクト |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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