東京本駒込のときの忘れもので「ポートレイト/松本竣介と現代作家たち」が開催される。
松本竣介の素描を中心に、現代作家たちが描くポートレイトを展示する。
自画像や家族、著名人、民衆など実在する人物、またモデルのいないポートレイトなど、人物画の表現の豊かさが堪能できる。
- ■展覧会情報
「ポートレイト/松本竣介と現代作家たち」
出品作家:松本竣介、野田英夫、舟越保武、小野隆生、靉嘔、池田満寿夫、宮脇愛子+マン・レイ、北川民次、細江英公、ジャン・コクトーほか
会期:2025年4月16日(水)~4月26日(土)
時間:11:00〜19:00
休廊日:日曜日、月曜日、祝日
会場:ときの忘れもの
住所:東京都文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS
■プロフィール
松本竣介(まつもと・しゅんすけ)
松本竣介(旧名佐藤俊介)は1912年東京に生まれ、2歳のときに岩手に移り少年時代を盛岡で過ごす。松本姓となるのは1936年に松本禎子と結婚してからである。盛岡中学の入学後に聴力を失い、画家を志す。同級生には舟越保武がいる。1929年中学を中退し、上京、太平洋画会研究所に通う。1935年前衛グループNOVAの同人となり、二科展に初入選。翌年松本禎子と結婚し、二人で月刊の随筆雑誌『雜記帳』を創刊する(綜合工房刊、14号で廃刊)。同誌には林芙美子、難波田龍起、高村光太郎、萩原朔太郎らが文章を、藤田嗣治、鶴岡政男、麻生三郎らがデッサンや口絵を寄せた。1940年銀座の日動画廊で初個展を開催。
1941年美術雑誌『みづゑ』1月号に掲載された座談会記事「国防国家と美術」に反論し、「生きてゐる画家」を投稿、同誌4月号に掲載された。同年盛岡・川徳画廊で「舟越保武・松本俊介二人展」を開催。戦時中は1943年靉光や麻生三郎、寺田政明ら同志8名で新人画会を結成し、第3回展まで開催した。戦後1946年美術家組合を提唱、戦争に疲れ沈退した全日本美術家の提携再起を促した。1947年自由美術家協会に新人画会のメンバーと共に参加し、翌1948年毎日新聞主催の連合展に「彫刻と女」「建物」を出品、これが絶筆となり、僅か36歳の短い生涯を終えた。
【関連リンク】
https://www.tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk2504/377.html
出展者 | 松本竣介、野田英夫、舟越保武、小野隆生、靉嘔、池田満寿夫、宮脇愛子+マン・レイ、北川民次、細江英公、ジャン・コクトーほか |
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会期 | 2025年4月16日(水)~4月26日(土) |
会場名 | ときの忘れもの |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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