風間玲子「GLEAM」©Reiko Kazama
東京小伝馬町のMONO GRAPHY Camera &Artで風間玲子「GLEAM」が開催される。
風間は、日本国内の洋館を被写体とした作品を制作し続けている。陰影の中にほのかな光が差すことで浮かび上がる手すりや窓枠、ドアノブ、調度品の数々は、かつて住民や利用者たちの日常あるいは特別な瞬間と共にあったもの。
長い時間を経て今もそこに有り続けるそれらは、建築物として美しく佇むだけでなく、厳かさと優しさをもって我々にそっと語りかけてくるようだ。
静寂と温かみのある作品に包み込まれる感覚が楽しめそうだ。
仄暗い古い館には
かすかな光が似合う
周りを包む幾重もの闇に
湿り気を帯びた様々な気配を感じる
愛しさ、悲しみ、喜び、後悔
記憶のかけらは混じり合い
いつしか
透明になってゆく
■展覧会情報
風間玲子「GLEAM」
会期:2025年1月30日(木)〜2月16日 (日)
2月4日(火) ~2025年3月1日(土)
時間: 12:00〜19:00(日曜は17:00まで)
休廊日:月曜日、火曜日、水曜日
会場:MONO GRAPHY Camera &Art
住所:東京都中央区日本橋小伝馬町17-5-2F
■プロフィール
風間玲子(かざま・れいこ)
東京生まれの東京育ち。医療系の仕事に携わり顕微鏡写真を撮るなどカメラとは馴染みが深い。2017年にリコーのGRと出会い、その独特な描写力に魅了されGRシリーズを使い続けている。歴史や伝統文化に興味を持ち、近年は特に洋館を撮影している。仄暗い建物に差すかすかな光’GLEAM’を頼りに今は主の居なくなった語らない建物やそこを通り過ぎた人々の気配を感じてシャッターを切る。
【関連リンク】
https://www.monography.shop
出展者 | 風間玲子 |
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会期 | 2025年1月30日(木)〜2月16日 (日) |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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