The Whiteで大塚聡+澤田育久による二人展「写真鉱山」が開催される。
大塚はこれまで、写真や映像、インスタレーションなど多様なメディアを用い、光をテーマにした作品を制作してきた。彼の作品は、光学的な観点から同質異像として形成される表現を特徴としている。
一方、澤田もまた写真や映像を用いたインスタレーションを制作しており、カメラが持つ記録性や機械性を活用することで、新しいものの見方の発見を追求してきた。
本展では、写真という共通のメディアを用いながら、実と虚の間を行き来し、異なる事象を探求する二人の作品を並列させる。これにより、両者が持つ写真へのアプローチや世界の捉え方を探ると同時に、写真というメディアの可能性や、「見る」という行為への意識の刷新を試みる。
さらに、展覧会に合わせて、作品集・大塚聡『時観』および澤田育久『Heterosphere_1_2_3』を発売する。
- ■展覧会情報
大塚 聡+澤田育久「写真鉱山」
会期:2025年2月4日(火) ~2025年3月1日(土)
時間:13:00〜19:00
休廊日:日曜日、月曜日
会場:The White
住所:東京都千代田区猿楽町2−2−1 #202
■プロフィール
大塚 聡(おおつか・さとし)
1970年福島県生まれ。1994年多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。 写真、映像、インスタレーションなどのメディアを用いた作品を制作。2003年Artist in residence, FIH ( Field Institute Hombroich ), StiftungInsel Hombroich, Raketenstaition, Neuss, ドイツに参加。 2003-04年財団法人ポ-ラ美術振興財団在外研修制度にてベルリンに滞在。主な個展として「Seeing Time」(hiromiyoshii 清澄白河/東京)2006、「Fragment」(旧小林秀雄邸 /鎌倉)2009、「代官山フォトフェア」(hiromiyoshii roppongi ブース/東京)2016、「Stereo Landscape」(Sprout Curation / 東京)2020、また「The ESSENTIAL」(千葉市美術館)2002、瀬戸内国際芸術祭(福武ハウス/瀬戸内)2010、「引込線/放射線」(所沢)2019-2020、「媒質としてのアンビエント」(Sprout Curation / 東京)2019、「TRILLUSION」Sprout Curation present, CADAN 有楽町(東京)2020、他グループ展多数。
澤田育久(さわだ・いくひさ)
(1970)写真家。金村修ワークショップ参加。2014 年よりオルタナティブ・スペース「The White」を主宰。主な展覧会として、αMプロジェクト2017『鏡と穴-彫刻と写真の界面』vol. 2(キュレーター:光田ゆり / 2017 / αM / 東京)、グループ展「space / guide / volume」(2021 / CAVE-AYUMIGALLERY / 東京)、コラボレーション展「OTHERS」( 2023-24 / The White / 東京、 Fred&Ferry / アントワープ、Archipelago Books / 上海 助成:オランダ王国大使館、国際交流基金)、ビエンナーレ「BIENNALE DE L'IMAGE TANGIBLE 」(2021 / Comfort Mental / パリ)など。主な出版物として「closed circuit 」(2017 / The White)、「substance」(2018 / RONDADE)、「OTHERS segment 1 / 2」(2023-24 / ori.studio)など。
【関連リンク】
https://www.the-white-jp.com/exhibition/2025/0204/?utm_source=BenchmarkEmail&utm_campaign=Feb%2c2025&utm_medium=email
出展者 | 大塚 聡+澤田育久 |
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会期 | 2025年2月4日(火) ~2025年3月1日(土) |
会場名 | ALTERNATIVE SPACE The White |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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