佐伯 剛『かんながらの道 〜日本人の心の成り立ち〜』が刊行された。
彼岸に目を向けることなく、すべてを、神に関することも、死も、すべてこの地上のこととして考え、すべてをこの地上の生のうちに見ること。
すべてのものを、神秘的なものも、死も、すべて生のうちに見ること。
すべてのものを価値に上下のないものとしてこの生のうちに見るとき、そのとき、ひとつひとつのものがそれぞれ意味を持つようになる。
ライナー・マリア・リルケ
人間は、生きていくかぎり人為から逃れられないので、
その人為が、自ずからそう成っているものかどうか、
自然の声に耳を傾けながら、人為を整えていくのが、人間の理。
その人為を、祈りにまで高めていく道筋が、人間の智。
自ずから然らしむように、理と智を一つに統べていくことが、かんながらの道。
■プロフィール
佐伯 剛(さえき・つよし)
1962年1月1日 兵庫県明石市に生まれる。
1982年5月~1984年4月、20歳の時、大学を中退して、ヨーロッパ、中近東、北アフリカを放浪。
1992年8月 30歳の時、(株)ユーラシア旅行社入社
2001年4月 専務取締役、経営企画室長として、業界で5社目となる株式上場。
2003年4月に、グラフィックマガジン「風の旅人」を創刊。編集長として、2015年10月発行の第50号まで、森羅万象と人間をテーマに、映像と言葉を編み込んで制作し続ける。
- 『かんながらの道 〜日本人の心の成り立ち〜』
- ピンホール写真・文章:佐伯 剛
仕様:A4サイズ(297mm×210mm×12mm) 、カラー、120ページ、掲載写真95点- 価格:2,000円(送料込み・税込)
【関連リンク】
https://www.kazetabi.jp
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