金川晋吾『祈り/長崎』が書肆九十九より刊行された。
失踪する父を被写体とした2016年刊行の写真集『fater』、伯母・静江さんとの関係に光を当てた2023年刊行の写真集『長い間』を経て、自身を被写体にしつつ、爆心地・長崎の地と、信仰を主題とする写真集『祈り/長崎』が制作された。
金川によるふたつの文章と、新木武志(歴史学、長崎原爆の戦後史をのこす会)、小田原のどか(彫刻家、評論家)による論考を収録。「信仰」は、「長崎」は、いかに写真におさめうるのか。2016年から続いた長崎での撮影と問い掛けが、一冊の写真集となった。
「自分は宗教的なものから遠いところにいて、神を信じるということがよくわからないからこそ信仰に関心をもったつもりでいた」(本書所収:金川晋吾「私はいかにしてキリスト信徒になったか 祈りについて」より)
- 金川晋吾『祈り/長崎』
発行:書肆九十九
判型:257×182 mm
頁数:130ページ
言語:日本語
デザイン:田岡美紗子
執筆:金川晋吾、小田原のどか、新木武志- 価格:2,700円(税別)
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