『都市の肌理 touch of the urban skin』は、写真家 川村恵理の第1作目の写真集として刊行された。
一見すると無記名の都市のパーツの連なりは、現代を生きる私たちに日々寄り添っている慣れ親しんだ風景だ。新型コロナウイルス感染拡大直前の渋谷の街の一端を収めたイメージには、人の気配はなく、その後の都市の変容を示唆するかのような静けさに包まれている一方、どこか生活の痕跡や穏やかな空気も感じさせ、人と都市とがふれあう肌理の存在が浮き彫りになっている。
寄稿文として、東京大学アーバンサイエンスラボ主催の吉村有司氏「テラン・ヴァーグ 都市の無意識、機械の目」、美術誌等で活躍する気鋭の批評家 仲山ひふみ氏「否定の透明性を操作する」を収録。
■プロフィール
川村恵理(かわむら・えり)
フォトグラファー。スタジオ勤務を経て、久家靖秀氏に師事。2017年からフリーランスフォトグラファーとしての活動を開始。人物、静物、風景など、ジャンルレスに様々な撮影を行う。
ポートフォリオサイト:https://www.erikawamura.net
Instagram @erikawamura_
- 川村恵理『都市の肌理 touch of the urban skin』
- 発行:PINHOLE BOOKS
- 寄稿:吉村有司(東京大学)、仲山ひふみ(批評家)
デザイン:泉 美菜子- 仕様:B5変形版フランス装(247×190mm)、表紙箔押し、80P、フルカラー、図版40点
- 印刷:藤原印刷株式会社
製本:渋谷文泉閣
限定300部- 価格:本体4,000円+税
【関連リンク】
https://pinholebooks.stores.jp/items/615c39a2a1027521e62a1c9a
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