top 本と展示写真集紹介上白石萌歌『かぜとわたしはうつろう』

上白石萌歌『かぜとわたしはうつろう』

2024/10/24
髙橋義隆

女優でアーティストの上白石萌歌が、自身初となる写真展「かぜとわたしはうつろう」を2024年1月にencounter galleryにて開催、本書はそれにあわせて刊行された。
 
本写真展では、上白石萌歌がフィルムカメラで撮影した、友人で女優の八木莉可子を撮り下ろした作品をはじめ、花や風景などを被写体にした作品が掲載されている。撮影にはKodakフィルムが使用された。
 
その撮影の風景を写真家・野口花梨が撮り下ろし、歌人・伊藤紺さんが作品にインスピレーションを受け、新作を含む短歌をかけ合わせ、作品世界を彩っている。

 

■プロフィール

上白石萌歌(かみしらいし・もか)

女優・アーティスト
2000年生まれ、鹿児島県出身。2011年第7回「東宝シンデレラ」オーディショングランプリを受賞し、デビュー。主な出演作に、ドラマ『義母と娘のブルース』『教場Ⅱ』など。adieu名義で音楽活動も行う。映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』、フジテレビ系ドラマ「パリピ孔明」出演。24年3月開幕のシェイクスピア四大悲劇のひとりである舞台『リア王』へも三女・コーディリア役での出演が決定している。
 
八木莉可子(やぎ・りかこ)

女優
2001年7月7日滋賀県生まれ。2015年エイジアクロスモデルオーディション「#THE NEXT」でグランプリを受賞し、14歳でデビュー。2016年ポカリスエットのイメージキャラクターに起用される。Netflixドラマ「First Love 初恋」他、NHK総合夜ドラ枠「おとなりに銀河」ではヒロインとして出演を果たしし、俳優として活躍の場を広げる傍ら、様々なブランド広告イメージに起用されるなど今最も注目されている俳優である。
 
野口花梨(のぐち・かりん)

写真家
1999年11月15日生まれ。大阪府出身、東京都在住。日本大学芸術学部写真学科 卒業。2022年ギャラリー千年にて個展「あたたかい身体」を開催。2023年「私が撮りたかった女優展inPARCO 2019-2023」に浦和PARCO限定作家として参加。
 
伊藤 紺(いとう・こん)
歌人

著書に歌集『肌に流れる透明な気持ち』『満ちる腕』(いずれも短歌研究社)、ミニ歌集『hologram』(CPCenter)など。2021年Iwaya Kahoとの展示「すごく近い」(みどり荘表参道ギャラリー)。2023年脇田あすか、穂村弘、坂巻弓華との展示「ことば と え の 4人」(OFS GALLERY)、NEWoManSHINJUKU「OPENING DAYS 2023SS」特別展示「気づく」。

 

  • 上白石萌歌『かぜとわたしはうつろう』
    発行:私家版
  • 仕様:B5判(183×255mm)、並製、64ページ
  • 価格:2,500円(税込)

 
【関連リンク】
https://encounter.curbon.jp/gallery/kodakxmokakamishiraishi/

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