高井博『やとのたちもり』が刊行された。
その土地で育っていたらこの写真は撮れなかったであろうし、村人を見ながら田舎に住んでいる私はいつまで経っても「余所者」ーよそものーでありその眼は失わないでおこうと思っています。
やと「谷戸」は里山であり、「たちもり」は1日・朔日(ついたち)と月末(つごもり)で日月と書いてたちもりと読むそうです。私の勝手な解釈ですが時間を表す言葉として考えており「やとのたちもり」は私の造語です。(あとがきより)
「元伊勢」といわれる場所への静かで深い、慈しみを含んだまなざし。
■プロフィール
高井 博(たかい・ひろし)
1948年兵庫県御津町(現・たつの市)生まれ。主な写真集に写真集『やとのじゃぬけ』(蒼穹舎/2023年)など。近年の写真展 に「すれ違いの日々」(ニコンプラザ大阪、2017年)、「16分間の同僚」(ニコンプラザ大阪、2020年)、「じゃぬけ」(ニコンサロン新宿、2020年)、「やとのゆる」(ニコンサロン新宿、2022年)など。
- 高井 博『やとのたちもり』
発行日:2024年8月25日- 発行:蒼穹舎
編集:大田通貴
装幀:加藤勝也- 仕様:B5変型、並製本、カラー64ページ、作品59点、200部
- 価格:3,500円+税
【関連リンク】
http://tatara.sun.bindcloud.jp/sokyusha.com/detail/pg5485548.html
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