山岸正和「痕 跡」©Masakazu Ymagishi
ギャラリーヨクトで山岸正和「痕 跡」が開催される。
路上には、人が生きた痕跡があります。
喜びも悲しみも、生きた証がその場所に染みつき、それは乾きながらも生々しく確実にそこに存在しています。
すでに化石と化した痕跡を追い続けて街を歩き続ける。
そして自分は出会った目の前の光景をカメラで切り取り、記録する。それだけの行為。
特別なものがある訳ではなく、よく見かける光景に光と影が陰影を作り、人を誘う。再開発などで大きく風貌を変えながらも、その街の持つ妖しい雰囲気は昔からずっと変わらない場所もあります。
その時々の自分の想いにより、目の前のそんな光景に惹かれるのでしょうか。
“痕跡”はさらに積り、終わる事なく人の営みとともに残り続ける。
東京という化石の荒野はいつまでも続き、自分自身、撮影という行為が終わることはありません。長い時間をかけて撮った写真も積もり積もって、地図にない架空の街を作っています。そしてそれは自分の自画像でもあります。
撮影期間は昨年1年間。タイトルを「痕 跡」としてご紹介させていただきたいと思います。
■展覧会情報
山岸正和「痕 跡」
会期:2024年8月23日(金)~8月31日(土)
時間:13:00~19:00
休廊日:8月26日(月)
会場:ギャラリーヨクト
住所:東京都新宿区四谷4-10 ユニヴェールビル102
■プロフィール
山岸正和(やまぎし・まさかず)
1964年生まれ。青山学院大学 経済学部経済学科卒業。東京を中心にスナップ写真を撮り続ける。
公益社団法人 日本写真協会会員
四谷写真塾 大山友輝朗ゼミ所属
【関連リンク】
http://blog.livedoor.jp/galleryyocto/archives/41197176.html
出展者 | 山岸正和 |
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会期 | 2024年8月23日(金)~8月31日(土) |
会場名 | ギャラリーヨクト |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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