梁丞佑写真展「B side」がコミュニケーションギャラリーふげん社にて開催

2022年5月6日（金）から5月29日（日）まで、梁 丞佑写真展「B side」をコミュニケーションギャラリーふげん社にて開催する。
 
韓国出身の写真家・梁丞佑（ヤン・スンウー）は、1996年に韓国から来日し、日本写真芸術専門学校へ入学。東京工芸大学芸術学部写真学科を卒業し、同大学院芸術学研究科メディアアート専攻博士前期課程を修了した。2017年には、新宿・歌舞伎町を舞台に、そこをかけがえの無い「居場所」とする人々を捉えた、モノクロームのスナップ写真『新宿迷子』で第36回土門拳賞を受賞した。
 
本展では2008年から2021年までに撮影した、未発表のカラースナップ写真約40点を展示する。
 
梁が、地図制作会社の依頼で全国津々浦々をひたすら車で走るバイトをしながら、撮りためていた写真だ。被写体は、子ども、老人、顔ハメパネル、花、マネキン、水の泡など、多種多様だが、私たちの日常風景の中に、ぽっかりと口を開けて待つ暗闇が映り込んでいるような不気味さがある。
 
ヤクザ、ホームレス、キャバレーなど、一般社会からはみ出した人びとの強さと弱さに共感しながらも、そこで日々行われる悲喜劇をある一定の距離を持って冷静に見つめ続けてきた梁の視線は、常に優しさと恐ろしさとユーモアを孕んでいる。
 
タイトル曲のようには目立たないけれども、遊び心を多分に取り入れ、アーティストの視点が色こく反映されたレコードのB面のような趣の、梁丞佑の世界が楽しめる展示になっている。
 

• 【開催概要】
  梁 丞佑写真展「B side」
  2022年5月6日（金）～5月29日（日）
  火～金　12：00～19：00
  土・日　12：00～18：00
  休廊　月曜日
  会場　コミュニケーションギャラリーふげん社
  〒153-0064 東京都目黒区下目黒5-3-12
  TEL：03-6264-3665　
• MAIL：info@fugensha.jp
  https://fugensha.jp
   
  【イベント】
  5月14日(土) 14:00～
  ギャラリートーク　梁 丞佑×呉在雄（写真家）
  チケットはオンラインストアからご購入ください。
  https://fugensha-shop.stores.jp/
  ※アーカイブ視聴可能期間は2022年6月19日（日）まで
   
  【写真家プロフィール】
  梁 丞佑（ヤン・スンウー）
  1996年　来日
  2000年　日本写真芸術専門学校卒業
  2004年　東京工芸大学 芸術学部 写真学科　卒業
  2006年　東京工芸大学 大学院 芸術学研究科メディアアート写真領域
  博士前期課程修了
  2017年　第36回 土門拳賞
  現在フリーで活動中
  最近の写真集に『ヤン太郎 バカ太郎』、『The Last Cabaret』、『青春吉日』　（禅　FOTOギャラリー）など。

 
【関連リンク】
https://fugensha.jp/events/220506yang/

 

 

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

本と展示 / 展覧会ピックアップ 富士フイルムフォトサロン若手写真家応援プロジェクト【写真家たちの新しい物語】黒岩正和写真展「島魂 ―TOUKON―」が富士フイルムスクエア 東京にて開催 2024/11/24

本と展示 / 展覧会ピックアップ 東京神宮前のGR SPACE TOKYOで「菅原一剛展 - ASIA is one - 」が開催 2024/11/23

本と展示 / 展覧会ピックアップ 東京両国のピクトリコショップ&ギャラリーでAkira Tani「Cyber Phantom」が開催 2024/11/22