東京・神保町のALTERNATIVE SPACE The Whiteにて、樋口朋之「DUB/stance」が開催される。この展覧会は、キュレーター/批評家の梅津元氏による、アート・トレース・ギャラリーでの樋口の個展「Trans/speed, Dub/painting」(2015年)の企画に続く二回目の企画として、The Whiteより梅津氏に企画を依頼し、2020年に開催を予定していたものだ。
しかし、コロナ禍により梅津氏の全面的な企画は叶わず、構想していたイベントなどの開催が見送り、企画:The Whitem、企画協力:梅津元、という体制により、「PROCESSING FLOW」として開催された。同展はThe White初の絵画による展覧会ということもあり、コロナ禍にも関わらず大きな反響を呼んだ。
そして、2022〜2023年の二回目の個展「MISSING DATE OCCURRENCE RATE」では「、樋口の制作の過程を可視化することで、作品の源泉を辿ることを目論み、ドローイング作品を中心にZINEやポストカードなど、樋口が日々紙上で行っている実験を紹介した。
今回、The Whiteでの三回目の展覧会となる「DUB/stance」は、いよいよコロナ禍が終熄に向かうタイミングで、企画:梅津元として、全面的に再始動を依頼し、実現するものだ。長引くコロナ禍により順延を余儀なくされていた本展が、満を持して実現となった。
本展では梅津氏による「絵画に対する、美術に対する、視覚芸術に対する、批評の活性化を企画の重要な動機とする」という企画意図の実現をめざし、松浦寿夫氏(画家・美術批評)、林卓行氏(美術批評)、石井正伸氏(インディペンデント・キュレーター)をゲストに迎え、レクチャー、クロストーク、樋口による制作の実演など、多彩なプログラムを盛り込んだイベントを開催し、樋口朋之の絵画の現在を紹介するだけにとどまらない、そこから喚起される批評を切り口とした展覧会を試みる。
- ■展覧会情報
樋口朋之「DUB/stance」企画:梅津元
会期:2024年5月8日(水)~5月26日(日)
時間:13:00〜19:00
休廊日:月曜日、火曜日
会場:The White
住所:東京都千代田区猿楽町2−2−1 #202
【関連イベント】
5月19日(日)14:00〜18:00「DUB DAYS」
・セッション1[樋口朋之の絵画について]松浦寿夫(画家・美術批評)、梅津元
・セッション2[制作実演「DUB OUT」]樋口朋之
・セッション3[フリートーク]松浦寿夫、樋口朋之、澤田育久(The White)、参加者(進行:梅津元)
5月25日(土)14:00〜18:00「LET IT DUB」
・セッション1[2001年の樋口朋之、そして現在]林卓行(美術批評)、石井正伸(インディペンデント・キュレーター)、聞き手:梅津元
・セッション2[制作実演「DUB OUT」]樋口朋之
・セッション3[フリートーク]林卓行、樋口朋之、澤田育久、参加者(進行:梅津元)
定員:20名(予約先着順)
申込:予約の詳細はThe WhiteのHPで告知
費用:一般2,000円、学生1,500円
特典:参加者限定のテキスト資料、樋口朋之作品のポストカード
【クロージングパーティー】
2024年5月25日(土)18:30〜20:30
出展者 | 樋口朋之(企画:梅津元) |
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会期 | 2024年5月8日(水)~5月26日(日) |
会場名 | ALTERNATIVE SPACE The White |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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