©Sen Yokotani
御茶ノ水のgallery bauhausで横谷宣写真展「黙想録」が開催される。
写真家・横谷宣が東西ヨーロッパ、南米、インド、エジプト、アフリカ、ロシア、中東、中国を旅し、難民キャンプや戦場、砂漠や雪山、地の果てのような修道院などを訪れ撮影した『黙想録』の写真集出版にあわせて、写真展を開催する。
自作の印画紙で唯一無二の世界観を表現してきた横谷だが、写真資材の入手が困難になったこともあり、新たなプリントができなくなった。そのため、ほとんどが1枚しか残っていない現存のプリントから写真集を制作する決意をした。写真家・横谷宣の代表作といえる本作をオリジナルプリントで観覧できる。
■写真展によせて
最初の写真展「黙想録」から15年、前回の「森話」から11年。これまで使っていた印画紙が製造中止になり、やむなく印画紙の自作に取り組んできました。しかし、写真資材をめぐる環境の変化を見据えた結果、従来のやり方でのプリント制作をこれ以上続けることを断念しました。今後、「黙想録」のプリントを制作することはありません。今回が最後のプリントです。そのことが写真集「黙想録」をつくるひとつの動機となりました。
横谷 宣
■展覧会情報
横谷 宣写真展「黙想録」
会期:2024年5月8日(水)~9月14日(土)
時間:11:00~19:00
休廊日:日曜日、月曜日、祝日
会場:gallery bauhaus
住所:東京都千代田区外神田2-19-14-101
※モノクローム作品(ゼラチン・シルバー・プリントにカルバミド調色)、約50点を展示。
※展示作品は限定各1部のみ販売する。
■横谷宣×田中真知(作家)ギャラリー・トーク
20年以上の親交がある二人に、新刊『黙想録』の制作秘話から横谷氏の自作印画紙や世界各地での撮影エピソードなどをお話頂く。
開催日:2024年5月25日(土)18:00~(当日は17:00閉廊、17:30から受け付け開始)
参加費:2000円
※定員に達し次第締め切り、参加希望者はメール、もしくは電話にて要予約
Mail:info@gallery-bauhaus.com
Phone : 03-5294-2566
【写真集情報・先行予約販売】
横谷宣写真集『黙想録』
発売日:2024年5月24日発売
発行:書肆みなもと
■プロフィール
横谷宣(よこたに・せん)
1961年、岡山県生まれ。1984年、大学中退後、スタジオマン、フリーアシスタントとしてカメラマンのアシスタントを務める。1988年、広告や雑誌の撮影を手掛ける。1990年渡仏。題材を模索し東西ヨーロッパ、南米、インド、アフリカ等の砂漠や雪山、遺跡や難民キャンプを旅する。1993~95年、パリからエジプト、中東、ロシア、中国を経て帰国。1996年帰国後、知人から一軒家を借り暗室を作る。1997年、カンボジア、ベトナム、ラオス等を撮影旅行。2008年、岡山に拠点を移す。
2009年 個展『黙想録』 gallery bauhaus(作品販売数ギャラリー最多記録を達成)
2013年 個展『森話』 gallery bauhaus
2024年 写真集『黙想録』(書肆みなもと刊)を出版
【関連リンク】
http://www.gallery-bauhaus.com/240508_yokotani.html
出展者 | 横谷 宣 |
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会期 | 2024年5月8日(水)~9月14日(土) |
会場名 | gallery bauhaus |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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