小林伸一郎『大神仏』が刊行された。
1090年代より廃墟ブームの火付け役として絶大な支持を受ける写真家・小林伸一郎が、日本全国を巡り撮影した、個性溢れる信仰心が具現化した日本全国の神仏238尊を収録。小林伸一郎撮影宗教シリーズ「神々のエントランス」第1弾となる。
これまで、どれだけの町や山野を通り過ぎて来たことか。旅の途中、忽然と巨大な大仏が視界に飛び込み息をのむことがたびたびあった。全国の寺社仏閣をくまなく巡ってみると、由緒正しい静寂な寺院のみならず、唯我独尊、摩訶不思議な大仏を目にすることになる…
(『大神仏』あとがきより)
■プロフィール
小林伸一郎(こばやし・しんいちろう)
1956年東京都生まれ。専修大学卒業。スタジオ、出版社勤務を経て、1988年株式会社スタジオライズを設立。第28回平凡社準太陽賞、第5回コニカ写真奨励賞、第2回東京国際写真ビエンナーレ・キヤノン賞、第38回講談社出版文化賞を受賞。2015年世界遺産「明治日本の産業革命遺産」オフィシャルフォトグラファー。1991年から日本のスクラップ&ビルドをテーマにした作品を発表。主な写真集に、変貌する東京湾岸、建設途中の高速道路や橋、ダムの景観を捉えた『Tokyo Bay Side』『JAPAN NEW MAP』、廃墟をモチーフにした『廃墟遊戯』『廃墟漂流』『NO MAN'S LAND軍艦島』『亡骸劇場』『最終工場』を出版。2023年日本全国の寺社仏閣を独自の視線で撮影したシリーズより写真集『大神仏』を東京キララ社より刊行。作品は東京都写真美術館、なかた美術館、CHANELへ所蔵されている。
- 神々のエントランス シリーズ1
- 小林伸一郎『大神仏』
- 発売:東京キララ社
- 仕様:B5変形(238×188×14mm)、176頁
本体:3,000円(税別)
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