コムロミホ「猫のよう」©Miho Komuro
東京日本橋のRoonee 247 fine artsでコムロミホ写真展「猫のよう」が開催される。
■展示概要
コロナ中に初めて訪れた、しまなみ海道から尾道にかけての情景に魅了され、3年間通い続けたという作者。「島々の美しい風景や、おせっかいなほどに優しい瀬戸内の人々、そしてそこに伸び伸びと生活する猫の姿」を硬質なモノクロで表現する。カメラはライカM11にアポ・ズミクロン 35mmと50mmを使用。プリント作品はアトリエマツダイラによるピエゾグラフィー。
また、今回の展示に合わせて、MONO GRAPHY BOOKSより写真集『猫のよう』を出版。展示会場やMONO GRAPHY店頭、オンラインSHOP(https://www.monography.shop)にて販売。
- ■作品について
しまなみ海道がつなぐ島々は美しく、青のグラデーションがどこまでも続いていく海道を抜けて、尾道へと辿り着いた
道中さまざまな人に出会った
瀬戸内には、おせっかいなほど親切な人がたくさんいる
島一周案内してくれたり、家でお茶をご馳走になったり、一緒にお酒を飲んだり
旅人である私を心から歓迎してくれた
その何気ない会話に、人の暖かさを感じながらシャッターを切った
そして、尾道の「猫の細道」に住む猫たちは
通りすがりの人たちに声をかけてもらい、撫でてもらい、とても幸せそうに暮らしている
その猫たちと、瀬戸内を旅する私を重ねて一つの作品にまとめることにした
尾道の坂の町を歩いていると、いろんな感情が湧いてきた
訪れる度に迎え入れてくれる人の温かさを感じる一方で
古家が自然へと移り変わっていく儚さに、人生の移り変わりを感じるようになった
変わらないように見えても変化し続ける日々
その一瞬を大切にしたいからこそ、シャッターを切っていきたい
■展覧会情報
コムロミホ写真展「猫のよう」
会期:2024年4月2日(火)〜4月14日(日)
時間: 12:00〜19:00(最終日は16:00まで)
休廊日:月曜日
会場:Roonee 247 fine arts
住所:東京都中央区日本橋小伝馬町17-9 さとうビルB館4F
■プロフィール
コムロミホ
福島県出身。スタイリストになることを夢見て、文化服装学院でファッションを学ぶ。撮影現場に携わっている中、カメラに興味を持ち始める。その後、カメラアシスタントを経て、現在は広告や雑誌で撮影。カメラに関する記事の執筆や講師も行う。またライフワークでさまざまな街へ旅しながら、ストリートスナップを撮り歩いている。そして、2020年にはカメラや写真が好きな人が集まるスペースとして、写真集専門の本屋兼ギャラリー「MONO GRAPHY Camera & Art」を東京都中央区日本橋小伝馬町にオープン。
【関連リンク】
https://www.roonee.jp
出展者 | コムロミホ |
---|---|
会期 | 2024年4月2日(火)〜4月14日(日) |
会場名 | ルーニィ247ファインアーツ |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。