top 本と展示写真集紹介周生『No Teacher But I Can Take Photos』

周生『No Teacher But I Can Take Photos』

2024/04/06
髙橋義隆

『No Teacher But I Can Take Photos』は香港出身の写真家・周生(Chow san)が、タイトル通り独学で写真術を身に付け、2010年から2020年までに記録し続けた香港の日常の中にある奇妙な光景が収められている。
 
街中にいる無防備な地元の人々、香港に押し寄せて来る中国人観光客の奇抜なファッションと行動。
 
中国に返還されてから変わり続ける香港の姿を、周生の感性でもってユーモア溢れるスナップ写真におさめられている。
 
■プロフィール
周生(Chow san)
1982年、香港生まれ。2010年頃より写真を撮り始める。2013年に香港国際写真祭”Dozens of photography works - 100FT.PARK's Special”に参加、翌年にはThe 2nd Hong Kong Photo Book Awardsの最終候補に選ばれる。2015年に初の個展「花期」を香港のACO Bookにて開催。2018年には写真集『旅行』を刊行し、Café+ kubrickにて個展も開催、また、同年写真集『日系相片』を刊行。翌2019年には自身の手術入院の記録を写真集『醫學研究報告2019』にまとめた。2020年にはマーク・ピアソンが手がけるDying Cityシリーズから『花期』を刊行している。

 

  • 周生『No Teacher But I Can Take Photos』
  • 発行:Zen Foto
  • 発行年:2020年
  • 仕様:200×200mm、120頁、掲載作品102点、ハードカバー
  • エディション:500部
  • 価格:4,950円(税込)

 
【関連リンク】
https://zen-foto.jp/jp/book/no-teacher-but-i-can-take-photos

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