リコーイメージング株式会社は、2022年12月に告知したPENTAXブランドでフィルムカメラの開発検討をおこなう「フィルムカメラプロジェクト」が次のステップに移行し、製品化に向けた開発段階に入った。
「フィルムカメラプロジェクト」は、近年若年層を中心に人気が再燃しているフィルムカメラを新たに創り出すチャレンジとして、これまで開発検討をおこなってきた。デジタルカメラが主流となっている現在、あらためてフィルムカメラづくりに必要となる専用の部材調達や技術の伝承、フィルムや現像所の国内外での状況確認など、多岐に渡る課題を一つひとつクリアした結果、今の時代にマッチしたフィルムカメラの提供が可能だと判断した。
今後、開発検討中に寄せられた国内外の多くのフィルムカメラファンの方々からの声に応えるべく、正式発表に向けて製品開発を進めていくとのことだ。
また「Film Project Story #3」動画では、仕様についてより詳細に紹介している。
https://youtu.be/xqRQTOkhOJU?si=glCc_bhCd9GbdW2N
- 【開発中製品の概要】
・製品名:未定
・発売時期:2024年夏頃の発売を目指して開発中
・価格:未定
・35ミリ判コンパクトフィルムカメラ
・PENTAXとして初のハーフサイズカメラ
・縦位置構図を基本とし、フィルム1コマに対し2コマ撮影できるハーフサイズフォーマットを採用
・フィルムが24枚撮りであれば48枚、36枚撮りであれば72枚の撮影が可能
・巻き上げレバーによる手動フィルム巻き上げ方式および巻き戻しクランクによる手動巻き戻し
・手動で設定が可能なゾーンフォーカス方式を採用
・レンズ構成はPENTAX ESPIO miniを参考
【関連リンク】
https://news.ricoh-imaging.co.jp/rim_info/2024/20240301_039652.html
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