丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で「回復する」が開催されている。会期は2024年3月10日(日)まで。
新型コロナウイルス感染症の始まりから約3年、私たちは不安を抱えた長い日々が終わることを待ち望みながら、今日、明日、またその次の日と一歩ずつたゆみなく歩みを進めてきました。以前と変わらないような日々を得た人もいれば、まだその渦中にある人と、一様に復調したとは言えないなか、新たな争いや災害は起こり、平穏な日々を得ることの難しさに直面しています。しかしこれまでを振り返ってみたとき、誰もが小さな凸凹を乗り越えた経験をもち、大きな出来事に遭遇したとしても、それぞれの傷を内包しながら時を重ね進んできた希望をみることができます。
以前と同じに戻ることができないような経験をし、異なる時間に身を置くことになった後、それでも日々を続けるために取り得る態度にはどういったものがあるでしょうか。社会や自己のあり方の問い直し、他者との関わり、時間の経過など、地道な手段は私たちの推進力になり得ます。本展ではそうした力に目を向け、希望を宿した作品を通して、弱った心身を受容しながら生きる術を考える契機となることを試みます。
■出品作家
猪熊弦一郎(1902年香川県生まれ、1993年没)
大岩オスカール(1965年サンパウロ生まれ、ニューヨーク在住)
兼子裕代(青森県生まれ、カリフォルニア州オークランド在住)
小金沢健人(1974年東京都生まれ、在住)
畠山直哉(1958年岩手県生まれ、東京都在住)
モナ・ハトゥム(1952年ベイルート生まれ、ロンドン在住)
米田知子(1965年兵庫県生まれ、ロンドン在住)
■関連プログラム
◎キュレーターズ・トーク
2024年1月7日(日)、2月4日(日)、3月3日(日)各日14:00-
本展担当キュレーター(松村円)が展覧会をご案内いたします。
◎親子でMIMOCAの日
2024年1月20日(土)・21日(日)各日10:00-18:00(入館は 7:30まで)
高校生以下または18歳未満の観覧者1名につき、同伴者の方はどなたでも2名まで無料となります。
■ワークショップ情報
◎日光で描くフォトグラム~青写真をつくろう!
日時:2024年2月12日(月・祝)10:00~16:00*45分間のお昼休憩を含む
講師:兼子裕代(写真家)
「回復する」展出品作家・兼子裕代によるワークショップ。カメラを使わずに像を写し取るフォトグラムの中でも、美しい青色の濃淡が特徴のサイアノタイプを、印画紙からつくります。
◎つないでつくる つなぎんぐ終了
日時;2023年11月12日(日)13:30~16:30
講師:小金沢健人(アーティスト)
パステルや色鉛筆などの画材を使って、隣の人と画用紙を交換して描きながら、参加者全員で作品を作り上げます。本ワークショップで制作された作品は企画展「回復する」の一部として出品される可能性があります。
- ■観覧料
一般950円(760円)- 大学生650円(520円)
- 高校生以下または18才未満・丸亀市内に在住の65才以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
*( )内は前売及び20名以上の団体料金
*同時開催常設展「猪熊弦一郎展 好奇心と素直さ」観覧料を含む
- ■展覧会情報
「回復する」
会期:2023年12月23日(土)~2024年3月10日(日)
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(1月1日、1月8日、2月12日は開館)、2023年12月26日(火)−31日(日)、2024年1月4日(木)、1月9日(火)、2月13日(火)
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
住所:763-0022 香川県丸亀市浜町80-1
【関連リンク】
https://www.mimoca.org/ja/exhibitions/2023/12/23/2929/
出展者 | 「回復する」 |
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会期 | 2023年12月23日(土)~2024年3月10日(日) |
会場名 | 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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