top 本と展示展覧会ピックアップ入江泰吉記念奈良市写真美術館で「マーク・ピアソン フォト・コレクション展 (第二章)須田一政」を開催

入江泰吉記念奈良市写真美術館で「マーク・ピアソン フォト・コレクション展 (第二章)須田一政」を開催

2022/04/01

入江泰吉記念奈良市写真美術館で、シリーズで紹介するマーク・ピアソン フォト・コレクション展。第2回は「須田一政」を取り上げる。
 
須田は1960年代の高度経済成長期からカメラを手に、日常のなかにある非日常の光景をスナップしシュールな世界観を築いてきた。展覧会は、約650点ある須田作品の中から厳選して「風姿花伝」「わが東京100」「物草拾遺」「民謡山河」等の作品群で構成する。
 
会期 2022年4月2日(土)─6月26日(日)
会場 入江泰吉記念奈良市写真美術館
住所 奈良市高畑町600-1
電話 0742-22-9811
http://irietaikichi.jp
 
【写真家プロフィール】
須田一政(すだ・いっせい)
1940年、東京・神田に生まれる。61年、東洋大学法学部を中退し、東京綜合写真専門学校に入学。『日本カメラ』誌の月例で1963年度賞を獲得などアマチュアとして活動したのち、67年、寺山修司が主宰する演劇実験室の専属写真家になる。71年、フリーランスの写真家となり、日本各地を旅し6×6で撮った作品の発表を始める。『カメラ毎日』75年12月号より《風姿花伝》の連載を開始し、翌年、このシリーズで日本写真協会新人賞を受賞。78年より2年間、各地の民謡にちなむ人々の生活を追った《民謡山河》(文・田中雅夫)を『日本カメラ』に連載。以後、《煙突のある風景》や《日常の断片》など、日常の中の非日常的な光景をとらえた作品を発表。84年以降、たびたびアジア各地を旅行し撮影、同時にカラーも手掛けるようになる。91年から97年まで東京に「平永町橋ギャラリー」を開設。97年、30年に渡る活動を集大成した写真集『人間の記憶』で第16回土門拳賞を受賞した。2019年、逝去。享年78歳。
 
【プロフィール】
Mark Pearson(マーク・ピアソン)
禅フォトギャラリー代表。アジアの写真表現にフォーカスをあてた禅フォトギャラリーは、2009年9月に開廊。東アジア写真史の重要作品、貴重な作品の展示のみならず、若手写真家の実験的でコンテンポラリーな作品紹介にも積極的に取り組んでいる。これまでに約130冊の写真集を出版、2020年には日本写真協会より日本写真協会賞国際賞が贈られた。
 
【関連リンク】
http://irietaikichi.jp/news/exhibition/676?fbclid=IwAR3gofjDOdJLh0yXfn3GXyljdOIMZHaWXTEQhnQAD3ABMGGyg1pmA5m0Plg

展覧会概要

出展者 須田一政
会期 2022年4月2日(土)〜6月26日(日)
会場名 入江泰吉記念奈良市写真美術館

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

関連記事

PCT Members

PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。

特典1「Photo & Culture, Tokyo」最新の更新情報や、ニュースなどをお届けメールマガジンのお届け
特典2書籍、写真グッズなど会員限定の読者プレゼントを実施会員限定プレゼント
今後もさらに充実したサービスを拡充予定! PCT Membersに登録する