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東京品川のキヤノンギャラリーSでキヤノンギャラリー50周年企画展 柿本ケンサク写真展「As is」が開催

2024/01/05

東京品川のキヤノンギャラリーSでキヤノンギャラリー50周年企画展 柿本ケンサク写真展「As is」が開催される。

 

本展は、映像演出家・写真家の柿本ケンサク氏による写真展。

キヤノンギャラリーが2023年2月に開設50周年を迎えたことを記念して開催する「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第5弾として、キヤノンギャラリー S (品川)、キヤノンギャラリー銀座・大阪の3拠点で順次開催する。


柿本氏は人生を「雨粒の一滴」のような点と捉え、私たちが生活する社会には何気ない音や物体など無数の「点」が存在していると感じており、それらを今この瞬間の「ありのまま」の姿で撮影することをライフワークとしている。


本展は、3拠点すべての写真展に「As is」(ありのまま、あるがまま)という共通のタイトルを冠し、キヤノンギャラリー S では、作品画像・映像を学習させたAIにより氏の過去の作品を変化させたシグネチャー的とも言えるシリーズ「Time Tunnel」や、氏特有の抽象的なランドスケープの作品など、新作を含む計29点を展示。またAIを使用した氏の作品に、音楽家の小林武史氏による音楽とクリエイティブディレクターの大木秀晃氏によるテキストを組み合わせた映像作品「en」(Butterfly Studio製作)も上映する。


展示作品はキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリント予定。

 

 

 
本展は、映像演出家・写真家の柿本ケンサク氏による写真展です。キヤノンギャラリーが2023年2月に開設50周年を迎えたことを記念して開催する「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第5弾として、キヤノンギャラリー S (品川)、キヤノンギャラリー銀座・大阪の3拠点で順次開催します。
氏は人生を「雨粒の一滴」のような点と捉え、私たちが生活する社会には何気ない音や物体など無数の「点」が存在していると感じており、それらを今この瞬間の「ありのまま」の姿で撮影することをライフワークとしています。
本展は、3拠点すべての写真展に「As is」(ありのまま、あるがまま)という共通のタイトルを冠しています。キヤノンギャラリー S では、氏の作品画像・映像を学習させたAIにより、氏の過去の作品を変化させたシグネチャー的とも言えるシリーズ「Time Tunnel」や、氏特有の抽象的なランドスケープの作品など、新作を含む計29点を展示します。またAIを使用した氏の作品に、音楽家の小林武史氏による音楽とクリエイティブディレクターの大木秀晃氏によるテキストを組み合わせた映像作品「en」(Butterfly Studio製作)も上映します。
展示作品はキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示します。

 

  • 【作家メッセージ】
    名もなき一滴の記憶を写真に閉じ込める。人生は例えると、名もなき雨粒の一滴のようなものだ。一滴の極小の点でしかない僕の体でさえも、毎日、無数の情報に打たれている。当然、その生活の時間の中には朝、目を覚まし聞こえる鳥の囀り、沸かした湯の湧き上がる湯気、通学する子ども達の笑い声、メールの着信音、風に揺れる植物、バスルームの床に跳ね返る水滴、エレベーターの到着音、砂利道を踏みつける足元、ビルの向こうに流れる川、線路上を揺れる車体。雨粒が傘に当たるドラム音。それら無数の点が存在し、飛び跳ねながら、社会は日々移動している。そんな生活の中で、僕がライフワークとして撮影する写真は、今この瞬間の記憶の視点(点)の提案なのだ。面前に広がる大自然と対照的な異なる情報が自分の体を通って写真という形になって内側から外側へ放出されるんだ。生活に使った水が雨になって大地に降り注ぎ、この世界を循環しているように。名もなき小さな一滴は僕という体の程をなし、その役割を終えると、また世界という集合体に置き換えられ、循環していく。その小さな一滴を「ありのまま」の記憶に込められた「思い」を写真の中に閉じ込めて、今、受け継がれていく時間の旅に「ありのままの一滴」を送り出す。

 

■展覧会情報
キヤノンギャラリー50周年企画展 柿本ケンサク写真展「As is」
会期:2023年11月24日(金)~2024年1月15日(月)
時間:10:00〜17:30
休廊日:日曜・祝日休館
年末年始休廊:2023年12月29日(金)~2024年1月3日(水)
会場:キヤノンギャラリーS
住所:東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー 1F・2F
 

■プロフィール
柿本ケンサク(かきもと・けんさく)

多くの映像作品を生み出すとともに、広告写真、アーティストポートレートなどをはじめ写真家としても活動。2021年大河ドラマ「青天を衝け」メインビジュアル、タイトルバックを演出。映画「恋する寄生虫」が公開。また現代美術家としても多くの写真作品を国内外で発表。国際美術展「水の波紋2021」に選出。2022年夏「―TIME―音羽山清水寺」展を開催。浅間国際フォトフェスティバル2023PHOTO MIYOTAに出展。

 


【関連リンク】
https://canon.jp/personal/experience/gallery/archive/kakimoto-50th-sinagawa

展覧会概要

出展者 柿本ケンサク
会期 2023年11月24日(金)~2024年1月15日(月)
会場名 キヤノンギャラリーS

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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