東京・神田の神保町画廊で村田兼一「海馬の彼方」が開催される。
屋根裏にはライトやカメラの他に小道具が置かれている。それが何十年も経つと、累々と積り行きて層を成す。探すのに大変だが、うちの屋根裏部屋には海馬が居るので、欲しいものを尋ねると、どの辺に埋まっているのか教えてくれるので迷うことはない。頭は馬で、胴から下は魚の形をしている気の良い奴だ。しかし、ゴム蛙や髑髏の居場所を尋ねると不機嫌な顔をする。人気者のゴム蛙などは、何度も何度も掘り起こされては使われ、ここ30年は冬眠も出来ないものだからすごく機嫌が悪く、海馬は蛙に鱗を剥がされ八つ当たりを受けるそうだ。/ 村田 兼一
■展覧会情報
村田兼一「海馬の彼方」
会期:2023年12月8日(金)~12月24日(日)
時間:13:00〜19:00
休廊日:月曜日、火曜日
会場:神保町画廊
住所:101-0051 東京都千代田区神田神保町1-41-7安野ビル1階
【関連リンク】
http://jinbochogarou.com/
出展者 | 村田兼一 |
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会期 | 2023年12月8日(金)~12月24日(日) |
会場名 | 神保町画廊 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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