須藤絢乃が主催するZINEレーベル「薄荷 The Peppermint magazine編集部」より新刊写真集『VITA MACHINICALIS』『夢の話』が発売となった。発送は2023年11月18日頃を予定。
『VITA MACHINICALIS』ヰタ・マキニカリス。ヰタとは生命、マキニカリスは機械、という意味で、作品タイトルは須藤が十代の頃から敬愛する小説家稲垣足穂の作品の題名から採っている。このシリーズでは、須藤が写真作品の中で、デジタルカメラの持つ工学的な視覚効果と、デジタルイメージの特性である現実と仮想世界の曖昧さを利用し、一つのフィクションとしてアンドロイドの彼等の姿を撮っています。作中ではタカハシシンノスケもモデルとして登場し、本作品集の表紙を飾る。
私たちが機械と寄り添う生活を始めてから生まれた新しい感情の事を考えながら、真実と幻想、人間と人形、ジェンダー、世代、生命と機械といった様々な事象のあわいに揺らぐものの美しさを表現しています。
今作は2018年品川キヤノンSギャラリーで行われた写真家・澤田知子氏との二人展「SELF/OTHERS」での作品に加え、2021年ギャラリーMEMでの個展で発表した作品群、表紙は俳優・タカハシシンノスケ氏がモデルを勤めた雑誌『写真』Sha Shin Magazine Vol.2に撮り下ろされたカットを起用している。
- 須藤絢乃『VITA MACHINICALIS』
- 発行:薄荷 The Peppermint magazine編集部
- 仕様:A4変形、ソフトカバー、54ページ(予定)
モデル:タカハシシンノスケ、ルアン、心月 Mitsuki、カブリエル、未都あすか、須藤絢乃- 価格:3800円+税
「夢の話」は「VITA MAHINICALIS」作中でもアンドロイド役として被写体を務めた、俳優・タカハシシンノスケの自身、初となる写真集。彼自身の日課である夢日記より5篇の物語を引用し、夢の登場人物を自らが写真作品の中で演じている。兼ねてよりコラボレーションを熱望していた写真家・須藤絢乃とタッグを組み、彼の夢の世界を具現化させた。タカハシシンノスケの書き下ろし文章5篇と、須藤絢乃撮影による写真作品で構成された1冊。
- 須藤絢乃『夢の話』
- 発行:薄荷 The Peppermint magazine編集部
- 仕様:A4、ソフトカバー、カラー、70ページ(予定)
価格:5500円+税
予約特典:Ayano Sudo Official Shop 予約販売限定「しおりAタイプ」
【関連リンク】
https://ayanosudo.thebase.in/items/79632380
https://ayanosudo.thebase.in/items/79630957
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