東京工芸大学中野キャンパスで映画「トオイと正人」上映と鶴田真由、小林紀晴トークセッションが開催される。
本作は写真家・瀬戸正人の自伝エッセイ「トオイと正人」を、同じく写真家でありノンフィクション・小説執筆なども手がける小林紀晴が初監督したドキュメンタリー。同書を手にしたときから、いつか映画化したいと考えていた小林は、2016 年秋、瀬戸の元を訪ね、その了承を得た。最初に瀬戸と共に向かったのは福島県浪江町。その後、共にタイ、そしてラオスへ向かう。28歳だった瀬戸の背中を小林が追い、その後を64歳になった瀬戸が追いかけて来ることになった。瀬戸から預かった大量の古い写真と、タイで微かに感じる〈トオイ〉の痕跡だけを頼りに旅を続ける小林。魅力的なミステリーのようでもあり、旧友に再会するセンチメンタルな旅でもあるような、記憶の地図をたどるドキュメンタリーが生まれた。
- ■イベント概要
映画「トオイと正人」上映 + 鶴田真由×小林紀晴トークセッション
日時 :2023年10月8日(日)
上映開始14:00(開場は上映開始の30分前)- トークセッション開始15:20
会場 :東京工芸大学中野キャンパス1号館B1階1B01教室
住所:〒164-8678 東京都中野区本町2-9-5
東京メトロ丸ノ内線または都営大江戸線中野坂上駅 1番出口から徒歩約7分
鶴田真由 女優・本作ナレーション
1988年女優デビュー。ドラマ、映画、舞台、CMと幅広く活動。1996年には「きけ、わだつみの声」で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。近年はドラマ「おもひでぽろぽろ」「個人差あります」「らんまん」、映画「日日是好日」「ノイズ」「やがて海へと届く」など話題作に出演。また、旅番組、ドキュメンタリー番組への出演も多い。
小林紀晴 監督・東京工芸大学芸術学部写真学科教授
1968年長野県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。新聞社にカメラマンとして入社。1991年独立。20代よりアジアを旅して多く作品を制作。著書に『見知らぬ記憶』、『ニッポンの奇祭』、『愛のかたち』、『写真はわからない』など多数。1997年『DAYSASIA』日本写真協会新人賞、2013年『遠くから来た舟』第22回林忠彦賞を受賞。
【関連リンク】
https://www.t-kougei.ac.jp/activity/archives/2023/article_85626.html
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