那覇市民ギャラリーで石川真生「大琉球写真絵巻2023」が開催される。
米軍統治下の沖縄に生まれ育った石川は、基地近くの外国人バーで働く女性たちや米兵の姿を赤裸々に撮影し、写真家としてデビューした。以後、沖縄で生きる人たちに熱い眼差しを向け、数多くの写真を撮り続けてきた。
「大琉球写真絵巻」シリーズは石川が現在取り組んでいるシリーズだ。薩摩藩の琉球侵攻から続く沖縄の苦難の歴史を学び、歴史上の場面を友人たちに再現してもらい、創作写真として撮影するという手法で、沖縄戦や米軍の新基地建設問題にいたるまでの400年間の出来事を、怒りとユーモアを織り交ぜながら、壮大な絵巻に表現している。今回の展示で10回目となる。
■プロフィール
石川真生(いしかわ まお)
1953年、沖縄県大宜味村生まれ。1970年代から写真をはじめ、1974年、WORKSHOP 写真学校 東松照明教室で写真を学ぶ。沖縄を拠点に制作活動を続け、沖縄をめぐる人物を中心に、人々に密着した作品を制作している。2011年、『FENCES, OKINAWA』で、さがみはら写真賞を、2019年には日本写真協会賞作家賞を受賞。国内外で広く写真を発表し、沖縄県立博物館・美術館のほか、東京都写真美術館、福岡アジア美術館、横浜美術館、ヒューストン美術館(アメリカ)、メトロポリタン美術館(アメリカ)などパブリックコレクションも多数。
■展示情報
石川真生「大琉球写真絵巻2023」
会期:2023年8月22日(火)~8月27日(日)
時間:10:00〜17:00
休廊日:月曜日
会場:那覇市民ギャラリー(パレットくもじ6階)
住所:〒900-0015沖縄県那覇市久茂地1丁目1番1号 パレットくもじ6F
【関連リンク】
https://naha-palette.jp/gallery/event/974/
出展者 | 石川真生 |
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会期 | 2023年8月22日(火)~8月27日(日) |
会場名 | 那覇市民ギャラリー |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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