橋本照嵩傑作写真展は「服部天神駅前写真ロード in 豊中」として、大阪のgallery 176の他、G&S 根雨 、galerie SPUR でも同時に開催する。橋本の写真作家としての全体像を映し出す試みとなる。
- 記憶の底に、『アサヒカメラ』の写真ページが、浮かび上がる。橋本照嵩さんの写真を、10代の後半に見つめていた。同郷(宮城県出身)の写真家と知ったのは、随分と後になってからだったが、不思議なことに、写真の肌合いから、強烈な泥臭さを感じ取っていた。しかも、強く惹かれ、雑誌のスクラップまで作ったのである。ちなみに、そのころ進行中だった、北井一夫さんの「村へ」もファイルしていた。お二人が、のら社で、それぞれの仕事をまとめられ、時代から、置いてけぼりを食らう日本の端々を、拾い上げる視座に、歴史好きで、小生意気な反抗期の少年は、ひそかに喝采を送っていたのである。照嵩さんの写真には、東北人のドショッポネが写り込んでいる。
石井仁志(G&S根雨主宰、20世紀メディア評論)
■「服部天神駅前写真ロード in 豊中」
橋本照嵩 傑作写真展「長岡瞽女」「西山温泉」
会期:2023年7月14日(金)〜8月8日(火)
開廊時間:13:00〜19:00
休廊日:水曜、木曜
会場:gallery 176(ギャラリー イナロク)
住所:大阪府豊中市服部元町1-6-1
企画:G&S 根雨 石井仁志
協力:gallery 176 友長勇介、galerie SPUR 高林直澄
■関連展示
・橋本照嵩傑作写真展「虹の十字架」「ヘビ売りおいち婆」他
会場:G&S根雨
会期:2023年7月14日(金)~8月29日(火)*8月11日(金)より一部作品を入れ替え
・橋本照嵩傑作写真展 「子守唄のふる里」他
会場:galerie SPUR
会期:2023年7月14日(金)~8月29日(火)*8月11日(金)より一部作品を入れ替え
■トークイベント
開催日時:2023年7月16日(日) 15:00〜17:00
*トークイベント終了後、サイン会、オープニングパーティー開催
会場:gallery 176
出演:橋本照嵩、北井一夫(特別ゲスト)、石井仁志(聞き手)
参加費:2,000円
定員:25名(要予約)
申し込み方法:080-3122-3154(G&S 根雨 石井)まで、電話にて申込み
■プロフィール
橋本照嵩(はしもと・しょうこう)
1939年宮城県石巻市生まれ。デビュー作、写真集『瞽女』で日本写真協会新人賞を受賞。その後日本各地で失われつつあった日本の風情を写しとめた。『アサヒグラフ』『アサヒカメラ』などの雑誌で多方面の活躍を見せる。1990年代、リヤカーを引き、北上川を遡上、野外展示をしながらの撮影行だった。2011年の大震災で被災した故郷を撮り2014年に『石巻』を刊行。2021年には『瞽女』完全版を出版した。多くの個展を開催。著書多数。
【関連リンク】
https://176.photos/exhibitions/230714/
出展者 | 橋本照嵩 |
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会期 | 2023年7月14日(金)〜8月8日(火) |
会場名 | gallery176 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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