top 本と展示展覧会ピックアップグループ展「写真鉱山」が東京・新宿のSprout Curation(スプラウト・キュレーション)にて2023年5月28日まで開催

グループ展「写真鉱山」が東京・新宿のSprout Curation(スプラウト・キュレーション)にて2023年5月28日まで開催

2023/05/17

東京・新宿のSprout Curation(スプラウト・キュレーション)にてグループ展「写真鉱山」が開催中。

 

本展では対象(オブジェクト)の非現実化と写真をテーマとし、揚妻博之、池上直哉、宇田川直寛、迫鉄平、塩田正幸、金村修、小松浩子、田中和人、藤本涼、角田俊也、与田弘志の11名が出展。

 

■展覧会情報

「写真鉱山」
会期:2023年4月29日(土)〜5月26日(金)  会期延長につき28日(日)まで
時間:13:00〜19:00(日曜は17:00まで)

※27日(土)休廊、

※28日(日):追加会期13〜17時
会場:スプラウト・キュレーション
住所:東京都新宿区西五軒町5-1/3階


【参加メンバー】
揚妻博之|Hiroyuki AGETSUMA
1978年山形県生まれ。2011年東京芸術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。2011–13年ドイツ・シュトゥットガルト美術大学在籍。その後ベルリンで活動語2022年帰国。実存的な美学と同時性や異なる時間レベルでの物事の一致に関心を寄せている。主な展覧会として、個展:2022年「ハート」スプラウト・キュレーション/東京、2019年「10日前の砂」シャトー小金井ビルBF(東京)、2018年「子午線」BUoY(東京)、グループ展:2018年「JPN_3」スプラウト・キュレーション(東京)、2017年「GlobalForest2017」ザンクト・ゲオルゲン(ドイツ)、2016年「Temporäre Kunsthalle Neukölln」Parkdeck5 in Neukölln Arcarden(ドイツ)、2015年「Letschebach Istanbul Project」イスタンブール(トルコ)など。
 
池上直哉|Naoya INOUE
1954年東京生まれ。日本大学芸術学部写真学科在学中から、舞台写真家としてのキャリアをスタート。現代舞踊や舞踏など、身体芸術の撮影を重ねる中、1977年土方巽演出による大野一雄『ラ・アルヘンティーナ頌』初演の撮影機会に恵まれるます。その出来映えに大野一雄の確固たる信頼を得たことで、以来大野一雄が103歳で亡くなるまでの32年間にわたり、多くの公演の撮影に携わる。2014年清澄白河スプラウト・キュレーションで行われた個展「シンクロニシティ」で展示した1977年『ラ・アルヘンティーナ頌』、1980年『私のお母さん』、1985年『死海』のシリーズが、オランダの写真美術館Huis Marseille, Museum for Photographyでの企画展出品後に正式に所蔵され、またアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズの“Crying Light”のアルバムジャケットに採用される。
 
宇田川直寛|Naohiro UTAGAWA
1981年生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。写真を用いて作品を発表。近年は「どうして私は作品を作れるのか?」という問いを分節し、正しく間違えながら解釈するプロセスを作品化している。主な個展に2023年「道具」flotsambooks/東京、2021年「庭の気がかり」Sprout Curation/東京、2020年「Backward Walking Problem」T293,/Roma(Online)、2019年「Bulegun」MERCY/福岡、2018年「パイプちゃん、人々ちゃん」ガーディアン・ガーデン/東京、2017年「Assembly」QUIET NOISE/東京、主なグループ展に2022年「石が降る」TALIONGALLERY/東京)、2021年「風とイメージ」SproutCuration/東京、「あざみ野フォト・アニュアルとどまってみえるもの」横浜市⺠ギャラリーあざみ野/神奈川、2020年「constellation#01」rinartassociation,/高崎、2020年「二人のショー」工房親,/東京など。また受賞歴として、2015年「Foam Talent 2015」、2013年キヤノン写真新世紀佳作(佐内正史選)、第8回写真「1_WALL」ファイナリスト。
 
迫鉄平|Teppei SAKO
1988年大阪府生まれ。2014年京都精華大学大学院芸術研究科前期博士課程修了。同前期博士課程満期退学。非・決定的瞬間を動画作品として提示する手法が評価され、第38回キヤノン写真新世紀2015グランプリ受賞。2020年埼玉県立近代美術館「New Photographic Objects写真と映像の物質性」参加。個展に2021年「POOR, VIDEO, ANYTIMEGOD」、2018年『FLIM』共にスプラウト・キュレーション/東京、2019年「AllAlong The Watchtower」YEBISU ART LABO/愛知など。2020から2022年にかけてアート/空家二人において複数回のグループ展に参加他。またTHECOPYTRAVELLERSのメンバーとしても活動し、国内外で展覧会多数。
 
塩田正幸|Masayuki SHIODA
1973年生まれ。90年代後半より写真家として活動を開始し、2000年に個展「NPEAKER」を開催、2002年に同タイトルの初めての写真集を出版。作家活動と並行し、コマーシャルの分野でも多方面で活躍。近年では2019年創刊の雑誌『Moder-n』には写真家ヨーガン・テラーに密着したドキュメンタリー作品「YAKITORI TELLER」を発表。主な個展に2020年「Retinagazer」amanaTIGP/東京、2018年「ケの日ヒョウハク2”ヤブレとヒズミと方向”2016年「ケの日ヒョウハク3ーハテ/hateー」共に」amala/東京、2014年「A(初心)」studio35minutes/東京、2011年「SFACE + DNA “Dirty Npeaker All”」G/P Gallery/東京、2007「YORKSFACE」PUNCTUM Photo + Graphix Tokyo/東京、2006年「DOGOOHAIR」MAGICROOM/東京、2004年「DOGOOHAIR」LOSAPSON?/東京、2000年「NPEAKER」GalleryTRAX/山梨。主なグループ展に、2015年「世界は僕らのものだ」studio35minutes/東京、2011年「禅とサイケデリック」スプラウト・キュレーション/東京、2015年「世界は僕らのものだ」studio35minutes/東京、2009-10「35 MINUTESMEN」studio 35minutes/東京、2006-07年「THE EXPOSED of theaet vol.1, 2 PHOTOGRAPHS: OVEREXPOSED(海岸通りギャラリーCASO/大阪、2006年「WORMHOLE episode1」magical, ART ROOM/東京
 
金村修|Osamu KANEMURA
1964年東京都生まれ。写真家。1989年、東京綜合写真専門学校在学中の1992年、オランダの写真展「ロッテルダム・フォト・ビエンナーレ」に作品が選出される。1993年、東京綜合写真専門学校卒業。同年、最初の個展を開催。1995年、写真集『Crash landing』刊行。1996年、ニューヨーク近代美術館「New Photography12」に、「世界に注目される6人の写真家」の中のひとりとして選ばれる。1997年、日本写真協会新人賞、東川町国際写真フェスティバル新人作家賞受賞。2000年、土門拳賞受賞。2014年伊奈信男賞受賞。主な写真集に『Happiness is a Red before』(2000)、『SPIDER’S STRATEGY』(2001)、『I CAN TELL』(2001)、『In-between 12金村修ドイツ、フィンランド』(2005)、『ECTOPLASM PROFILING』(2014)、『CONCRETE OCTOPUS』(2017)『Lead-palsy Terminal』(2021)ほか。著書に『漸進快楽写真家』(2009)、『挑発する写真史』(タカザワケンジとの共著、2017)、映像論集『Beta Exercise: The Theory and Practice of Osamu Kanemura』(2019)他。
 
小松浩子|Hiroko KOMATSU
1969年神奈川県生まれ。2009年の初個展以降、国内外で個展、グループ展多数。2010〜2011年、自主ギャラリー・ブロイラースペースを主催、毎月個展を開催。2015年、ドイツのフォトフェスティバル「The 6th Fotofestival」で発表された作品が、イタリアのMAST財団に収蔵される。2017年、「人格的自律処理」(ギャラリーαM)と、イタリアのMAST財団の「THE POWER OF IMAGES」の展示作品「The Wall from 生体衛生保全」により第43回木村伊兵衛写真賞を受賞。2019年に「DECODE/出来事と記録−ポスト工業化社会の美術」(埼玉県立近代美術館)に出品。2021年、ニューヨークのdieFirmaで個展「Sincerity Department Loyal Division」を開催。2022年、デイヴィス美術館(ウェルズリー大学内)で個展「Creative Destruction」、The Josel off Gallery(ハートフォード大学内)で個展「Second Decade」を開催。写真集に『Channeled Drawing』(MANCAVE)他。
 
田中和人|Kazuhito TANAKA
1973年埼玉県生まれ。明治大学商学部卒業後、会社勤務を経て渡米。2004年School of VISUAL ARTS(ニューヨーク)卒業。絵画と写真の関係を軸として、写真による抽象表現を探求し、国内外で作品を発表。京都ベースのアーティスト・ラン・スペース「soda」ディレクターとして展覧会の企画にも取り組む。
主な個展に、2022年「Picture(s)」KANA KAWANISHI GALLERY/東京、「Picture(s)」ParisLondonHongKong/シカゴ、2020年「重力と光」soda/京都、2019年「Self-Dual」GalleryPARC/京都、2017年「トランス/リアル–非実体的美術の可能性vol.7田中和人」αM/東京、2015年「pLastic_fLowers」MakiFineArts/東京など。
主なグループ展に、2021年「風とイメージ」SproutCuration/東京、「Never the Same Ocean」soda+HAGIWARA PROJECTS/東京、2019年「S/F-写真、あるいは、200年後のモノリス-」KAYOKO YUKI+soda/東京、2015年「NEW BALANCE #3 curated by Sprout Curation」XYZcollective/東京、「hyper-materiality on photo」G/P gallery shinonome/東京など。
主な展覧会企画に、2022年「50秒」soda/京都、2018年「画家の写真展」soda/京都、2016年「NEW INTIMACIES/ニュー・インティマシー」XYZcollective/東京、2012年「アブストラと12人の芸術家」大同倉庫/京都など。受賞歴に2011年TOKYO FRONT LINE PHOTO AWARDグランプリ。
 
藤本涼|Ryo FUJIMOTO
1984年東京生まれ。2010年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。眼前に立ち現れる光景を“触れられなかったイメージ”ととらえ、それらのイメージへの触れ方、距離の測り方を写真を用いて展開する。主な展覧会に、2022年「事象の浜辺」スプラウト・キュレーション/東京、2020年「先端芸術2020アペラシオン」東京藝術大学大学美術館陳列館/東京、2019年「under35クラウドフォーカスの行方」BankARTSILK/横浜、2015年「hyper-materiality onphoto」Somerset House *Photo London内)、2014年「Unseen Collection」Westergasfabriek/アムステルダム*Unseen Photo Fair Amsterdam内)、2011年「第5回シセイドウアートエッグ藤本涼展かすみをたべて、幻視する。」資生堂ギャラリー/東京、2010年「liveonair」G/P GALLERY/東京など。2019年Bank ARTより「クラウドフォーカスの行方」を出版(伊藤俊治氏寄稿)
 
角田俊也|Toshiya TSUNODA
1964年神奈川県横須賀生まれ。1992年東京藝術大学美術研究科大学院修了。フィールド録音のCD制作と並行してインスタレーション作品等を手がける。主な個展:2021年「風景と声」外/京都、2020年「風景と声」スプラウト・キュレーション/東京、グループ展:2017年「きこえないおと」タリオン・ギャラリー/東京、2016年「Trans/Realvol.5伊東篤宏・角田俊也」αMギャラリー、2013年「Soundings: A.Contemporary Score」(Luke Fowlerとの共作)MoMA/ニューヨーク、「Leader As Gutter Luke Fowler & Toshiya Tsunoda」タカ・イシイギャラリー/東京、2011年「Simple Instractions. Sound Art From Japan〉Museet For Samtids Kunst/デンマーク、2008年「横浜トリエンナーレ」(Luke Fowlerとの共作)、2004年「Listening To The Reflection Of Points」West Space/メルボルンなど。主なCD/レコード:2021年《Landscape and Voice》Black Truffle、2019年《Extract From Field Recording Archive》Erstwhile Records、2016年《Smashikiba》edition.t、2013年《The Temple Recording》edition.t、2007年《間口港の低周波》hibari musicなど。
 
与田弘志|Hiroshi YODA
1942年東京生まれ。1961年渡英。ギルフォード美術学校及び、ロンドン・カレッジ・オブ・プリンティング・アンド・グラフィックアーツ在学後、デヴィッド・モンゴメリー・スタジオにて修行。1966年LondonにHiroshi Studioを設立。Vogue、Harpers & Queen、NOVA、anan ELLEJAPON、カメラ毎日などに作品を発表。1972年に帰国後は、西武デパート、HanaeMori、資生堂、ワコール、サントリー、伊勢丹、無印良品、流行通信、キヤノンなど広告、雑誌など幅広い分野の第一線で活躍中。1994年毎日広告賞グランプリ、1984年東京ADC賞グランプリ、1972年講談社文化賞受賞。主な展覧会に、2022年「鮨ネタ粋ワザ」The Glass House/東京、「TEA FOR TWO」gallery E&M/東京など多数。

 

【関連リンク】
https://sprout-curation.com/exhibitions/3915/

展覧会概要

出展者 揚妻博之、池上直哉、宇田川直寛、迫鉄平、塩田正幸、金村修、小松浩子、田中和人、藤本涼、角田俊也、与田弘志
会期 2023年4月29日(土)〜5月28日(日)
会場名 Sprout Curation

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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