東京新宿のphotographers’ galleryで松井正子写真展「Winter Wanderings III - Azores, 1978/2019」が開催される。
1978年と、その41年後となる2019年にアゾレス諸島サン・ミゲル島で撮影された写真を展示する。
アゾレス諸島は、大西洋上の中央部に位置する火山が起源の九つの島からなる群島。1427年にポルトガル人ディエゴ・デ・シルベスにより発見された。現在はポルトガル領の自治権を持つ一つの行政区で、ポルトガル語ではアソ―レスとなる。その地理上の位置から新大陸への重要な航海基地になった。
第二次大戦中は中立の立場をとったポルトガルだったが、英米の圧力により連合国軍の物資補給基地として提供された。温泉がでる自然豊かな島で、年間を通して温暖な気候のため保養地として1979年当時も少ないながら欧米の観光客が訪れているところだ。人口は約24.3万人、その半分以上がサン・ミゲル島に住んでおり、全人口の95%はローマカトリック信者。
松井正子
- 余分な飾りがなくなる冬は、風景が本来の形を現す。旅するのを好んだ季節であった。昔から遠くまで行くのだと何かに追われるように旅をした。今回展示するのは、長い年月を隔てた二つの時代の『冬の旅』の写真である。二つの時代の写真の対話は、時を重ねて変化する被写体の時の扉を探る試みであった。しかし、被写体の中の時は、一律に刻まれておらず、無限に重ねられ過去が地層のように、『動く時』『静止する時』『風化する時』として混在していた。それと同時に二つの時代の写真から現れたのは、変化する撮影者自身の目であった。
【展覧会情報】
松井正子写真展「Winter Wanderings III - Azores, 1978/2019」
会期:2023年6月5日(月)〜6月18日(日)会期中無休
時間:12:00〜20:00
会場:photographers’ gallery
住所:東京都新宿区新宿2-16-11-401サンフタミビル4F
展示内容:インクジェットプリント、モノクロ約14点、カラー約14点
【関連リンク】
https://pg-web.net/exhibition/matsui-masako-wwisk3/
出展者 | 松井正子 |
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会期 | 2023年6月5日(月)〜6月18日(日) |
会場名 | photographers’gallery |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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