EIZO株式会社は、EIZOブランド初となるレンズ内蔵型の超高感度HDズームカメラ「SSZ-9700」と超高感度HDカメラ「SSC-9700」を、2022年3月に発売する。両機種の価格はオープン価格。
EIZO株式会社は、医療・放送分野を中心にカメラなどの撮影機器から記録、配信、編集、更に画像解析も含めたハードウェアやソフトウェアを開発・販売するカリーナシステム株式会社を、2018年にグループ会社に加えた。第7次中期経営計画(2021~2023年度)では、同社のノウハウをさらに発展させ、モニター以外のカメラ・ネットワークエンコーダも含めた各種製品の強化に加え、これらの製品群で構成する「撮影、記録、配信、表示」のImaging Chainをシステム事業として新たに展開している。
今回発表するSSZ-9700/SSC-9700は、その取組みの一環で、カリーナシステム株式会社と共同で開発を行い、EIZO株式会社本社工場にて自社生産するカメラとなる。
両機種ともに超高感度なため、人の目や一般的なビデオカメラでは見えない暗闇などの低照度環境においても、カラーで鮮明な映像を撮影可能。河川・港湾などのインフラ施設の監視や、警察捜査などでの活用を見込んでいる。
SSZ-9700は、コンパクトなカメラ本体に高倍率のズームレンズを内蔵している。35倍光学ズームレンズと最大10倍の電子ズームを組み合わせることで、最大350倍のズーム比を実現。離れた場所にあり、見えにくい物体も容易に確認できる。
ズームレンズを装備しながら小型・軽量なため、ハウジングや旋回台を小型化でき、設置が容易でシステムコストを低減できる。
SSC-9700は、レンズを付属せず、目的に合ったレンズと組み合わせることにより、柔軟なシステム構成が可能。
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