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禅フォトギャラリーにて、ERIC 写真展「東京超深度掘削坑」開催

2023/04/17

禅フォトギャラリーは、2023年5月9日(火)より6月3日(土)までERIC写真展「東京超深度掘削坑」を開催する。

 
1997年に香港より来日して以来、日本をベースに活動する写真家ERIC(エリック)。7年前に生活の拠点を東京から岡山へと移し、自分のこれまでの生き方を、そして東京という都市を見つめ直すことになったERICが、禅フォトギャラリーより2022年10月に、コロナ禍の東京を縦横無尽に撮り下ろした鮮烈スナップ集『東京超深度掘削坑』を刊行する。展覧会はで写真集より選りすぐりの作品を展示する。
 

カメラは物事の表面だけを掬い取る。しかし、撮影者の写し方によって、その写し撮られた表面はその下にあるものを隠す壁にもなれば、逆にそれへのゲートにもなる。そのゲートをくぐって人はどこまでも沈降してゆける。
 
人や人が作り出した光景という表面は、時代によって移り変わってゆく共同幻想がその時々に顕現したもの、過去のそれらは一番上の地表の下に地層となって遥か地下へと沈んでいっている。地表の物事からはいわば「根」が伸びて、その地層を貫いて深く深くどこまでも続いている。
 
僕は今回の写真で日本人の「根」を垣間見たように感じている。どこまではっきりと、またどこまで深く、それを捉えたかはわからない。
 
本来、答えというものは簡単には得られない。そのことだけは確かだ。
 
― ERIC

 

■展示概要

ERIC 写真展「東京超深度掘削坑」

会期:2023年5月9日(火)〜6月3日(土)

時間:12:00〜19:00

休廊日:日曜日、月曜日、祝日(6月1日は全館検査停電のため休廊)

会場:禅フォトギャラリー
住所:東京都港区六本木6丁目6−9 ピラミデビル2階
 
■写真集の案内

ERIC写真集『東京超深度掘削坑』
200 x 200 mm、120頁、110点掲載、500部限定、ハードカバー

言語:日本語、英語

価格=4,950円(税込) 
 

【写真家プロフィール】

ERIC (えりっく)
1976年香港生まれ。1997年に来日し、西村カメラで写真を学ぶ。2001年に東京ビジュアルアーツ卒業。同年「蓄積と未来」でコニカフォトプレミオ大賞受賞後、2002年「一日と永遠」で第19回写真ひとつぼ展グランプリ、2004年「every where」で第2回ビジュアルアーツフォトアワード大賞、2009年「中国好運|GOOD LUCK CHINA」で第9回さがみはら写真新人奨励賞など受賞多数。主な写真集に『中国好運』(2008年 赤々舎)、『Look at this people』(2011年 赤々舎)、『EYE OF THE VORTEX』(2014年 赤々舎)、『香港好運』(2018年 禅フォトギャラリー)、『We Love Hong Kong』(2019年 赤々舎)、『東京超深度掘削坑』(2022年 禅フォトギャラリー)がある。
 
【関連リンク】
https://zen-foto.jp/jp/exhibition/tokyo-superdeep-borehole

展覧会概要

出展者 ERIC
会期 2023年5月9日(火)〜6月3日(土)
会場名 禅フォトギャラリー

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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