東京・目黒(学芸大学駅)のBOOK AND SONSでは2023年4月6日(木)より、写真家・吉森慎之介による写真展「その火は燃えているか」を開催する。
青森、三内丸山の縄文遺跡で出会った栗林のルーツに、数千年前の祖先たちの物語を想像したことから現代に残された自然の輪郭に、その地に生きた縄文人の姿を重ね合わせることが出来るのではないかと吉森は考えた。
集落跡、周囲の自然など彼らのかつての生活圏に赴き、現代の自然に縄文の原風景を重ねたランドスケープ。積層より掘り起こされ、技術や智慧あるいは見えない力を纏った遺物を写しとったスティルライフ。同じだけ堆積した時間、彼らがその心象を土に遺したように、光を以ってそれを収めようとした。
自然世界への在り方を示し、この国の基層に文化の種火を残し去った縄文人たち。
原初の日本で命を燃やした彼らは物語となり、その火は消えることはない。
本展示では1Fから3Fまでの空間を使い展示する。また本展の関連イベントとして、トークイベントとPodcast番組 縄文ラジオ『その火は燃えているか』の公開収録を行う。
- ■開催概要
- 吉森慎之介写真展「その火は燃えているか」
- 会期:2023年4月6日(木)〜4月25日(火)
時間:12:00〜19:00(入場無料)
休廊日:水曜- 会場:BOOK AND SONS
住所:東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
電話:03-6451-0845
【トークイベント】- 「写真を撮ること、見せること」
- 写真家 吉森慎之介×写真家 原田教正氏×編集者 井手裕介氏
写真を撮ること、作品を作ること、そして見せることについて、同世代の写真家と編集者の二人を迎えた鼎談。
2023年4月8日(土) 19:00〜20:00 (18:30より受付開始)
場所:BOOKANDSONS 1F
料金:無料
定員:15名 当店オンラインストアより予約制
※当インスタグラムアカウント(@bookandsons)にて配信予定
- 【公開収録】
Podcast番組 縄文ラジオ『その火は燃えているか』公開収録
写真家 吉森慎之介×縄文ZINE編集長 望月昭秀氏 × ampersands 佐藤江理氏
2022年に刊行した写真集「その火は燃えているか」を出発点とし、縄文時代にまつわるあれこれを雑談ベースで掘り起こしていくPodcast番組。聴き終わる頃には縄文人の後ろ姿がちょっとだけ見えるとか見えないとか。
2023年4月15日(土) 19:00〜20:30 (18:30より受付開始)
場所:BOOKANDSONS 1F
料金:1,100円(税込)※お土産付き
定員:15名 当店オンラインストアより予約制
【写真家プロフィール】
吉森慎之介(よしもり・しんのすけ)
1992年生まれ、熊本県出身。都内スタジオ勤務を経て2018年に独立。各地の風景を訪ね、その土地の持つ背景や自然の事象に自身の心象を重ね、写真に収めている。
【関連リンク】
https://bookandsons.com/blog/sonohi_moeteiruka.php
出展者 | 吉森慎之介 |
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会期 | 2023年4月6日(木)〜4月25日(火) |
会場名 | BOOK AND SONS |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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