「より快適な毎日を、より多くの方々に」をビジョンとするスウェーデン発祥のホームファニッシングカンパニー イケアの日本法人イケア・ジャパン株式会社は、IKEA(イケア・Ingka グループ)が写真家アニー・リーボヴィッツと「世界の家での暮らし」を撮影する共同プロジェクトを開始することを発表した。
IKEAは、世界37カ国、37,000人以上を対象にした「Life at Home Report 2022」を2023年1月に発表した。この調査から、世界のほぼ半数の人(48%)が、「自分の家での暮らしがメディアに反映されていない」と感じていることがわかった。
その結果を受け、IKEAは写真家アニー・リーボヴィッツと手を組み、「世界の家での暮らし」を撮影する共同プロジェクトを開始する。
アニー・リーボヴィッツは2023年より、IKEAのアーティスト・イン・レジデンスと称した役割を担い、さまざまな国において作品制作を行っていく。これにより、世界中のクリエイターが、身近なところでインスピレーションを得るきっかけを生み出したいと考えている。
アニー・リーボヴィッツは、親密な空間や瞬間を過ごす被写体の内面をとらえる才能で高く評価されている。彼女の作品のパワーは、真実を捉える能力にあり、世界の人々が共感できる人間の普遍的な側面を探求するもので、Life at Home Reportのレジデンス・アーティストとして理想的だ。
アニー・リーボヴィッツは、次の通り述べている。
- 「私の作品において、家は常に重要な存在です。私は作品制作を始めてからずっと、家の中で人々を撮影してきました。その人がどのような人なのかを理解するための方法だからです。若い写真家へのアドバイスは、家族を撮影することです。これは、写真家としてスタートするための最適な方法のひとつです。2023年にイケアとパートナーを組めることにわくわくしています」
Life at Home Reportは、常に進化しつづけるIKEAのコミットメントを体現したもので、刻々と変化する現代の暮らしの現実に沿っている。アニー・リーボヴィッツは任期中、世界7カ国を訪れ、家で暮らす人々を撮影する予定。日本、アメリカ、ドイツ、イタリア、インド、スウェーデン、イギリスの7カ国を訪れる。今後、IKEAは彼女と共に、Life at Home Reportにインスパイアされた写真の数々を公開する予定だ。
Ingkaグループのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、Marcus Engmanは次のように述べている。
- 「Life at Home Reportの結果は、イケアにとって毎年重要な内容です。この結果は、『より快適な毎日を、より多くの方々に』提供するというイケアのビジョンを実現するために必要な情報といえます。だからこそ、真のアーティストであり先駆者であるアニー・リーボヴィッツとチームを組み、彼女のレンズを通して、いつもは見られない家での暮らしや、いつもは聞こえない声に向けることができることを楽しみにしています。2023年、彼女と一緒にプロジェクトを実施し、その過程で次世代のアーティストとも関わることを楽しみにしています」
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