top ニュースピックアップクレヴィス、『古寺巡礼』刊行60年記念「土門拳の古寺巡礼」が2023年3月18日より東京都写真美術館で開催

クレヴィス、『古寺巡礼』刊行60年記念「土門拳の古寺巡礼」が2023年3月18日より東京都写真美術館で開催

2023/02/05

ドキュメント、人物、古美術、建築、風景、そのいずれにも忘れがたい作品を残し、日本の写真史に巨歩を記した土門拳。
 
ライフワーク『古寺巡礼』の第一集が刊行されたのは1963年、今年で60年を迎える。戦前から仏像行脚を続けた土門は、みずからの眼で選んだ古寺や仏像を徹底して凝視し撮影。建築の細部や仏像の手や足、口などをクローズアップで捉える独自のスタイルを貫ぬいた。
 
『古寺巡礼』の刊行途上、脳出血で倒れ、以後は車椅子生活になってからも不屈の精神で撮影を続行し、1975年、第五集で完結。
 
本展はカラーの代表作と、土門を魅了した室生寺の弥勒仏坐像をはじめ、重量感のある平安初期の木彫仏を中心にモノクロームの仏像写真と、合わせて約120点を展観する。
 

  • ■開催概要
  • 「土門拳の古寺巡礼」
    日時:2023年3月18日(土)〜5月14日(日)
    会場:東京都写真美術館  地下1階展示室(恵比寿ガーデンプレイス内)
    開館時間:10時〜18時(木・金曜日は20時まで/入館は閉館時間の30分前まで)
    休館日:毎週月曜日(ただし、5月1日は開館)
    主催:クレヴィス
    共催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
    協力:公益財団法人さかた文化財団 土門拳記念館
    料金:一般 1,100(880)円 / 学生・65歳以上 900(720)円 / 中高生 700(560)円

  • ■展示内容
    写真作品:約120点(カラー/モノクローム)
    その他関連資料、撮影機材、映像の展示を予定。
    薬師寺三重塔全景

 

【プロフィール】

土門 拳(どもん・けん)
1909年、山形県酒田市生まれ。1935年、日本のグラフ・ジャーナリズムを切り拓いた「日本工房」に入って以来、脳血栓で倒れる1979年までの足かけ45年にわたり、「報道写真家」として激動の日本を記録。『文楽』『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』『風貌』『古寺巡礼』など、不朽の名作を数多く残す。1939年、室生寺を訪れて以来、戦中も全国を巡り仏像を撮影。1960年、脳出血で倒れて35ミリカメラの操作が困難となり、大型カメラで『古寺巡礼』(全5集)の撮影に取り組んだ。
 
 
【関連リンク】
https://crevis.co.jp/

関連記事

PCT Members

PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。

特典1「Photo & Culture, Tokyo」最新の更新情報や、ニュースなどをお届けメールマガジンのお届け
特典2書籍、写真グッズなど会員限定の読者プレゼントを実施会員限定プレゼント
今後もさらに充実したサービスを拡充予定! PCT Membersに登録する