大阪にあるgallery 176(ギャラリー・イナロク)で田中昭史写真展「Cityscape 21」が開催される。
gallery 176での展示は2005年の「多摩景」以来で、17年ぶりとなる。
これまで生まれ故郷である「秩父」と生活の場である「都市」を主なテーマとして撮影を行ってきた。今回はその都市から「Cityscape 21」のシリーズを展示する。
1990年頃から続けていた私の主テーマである「多摩景」を撮る中で、長年見慣れてきた都営住宅が20世紀末から21世紀初頭かけて、ほとんど新しいマンション風の建物に変貌し、風景が一変したのを目の当たりにした。よく観察するとその変貌は東京郊外である多摩地域に限らず様々な都市で高層ビルが建ち始め画一化した光景を呈し始めていた。
そして21世紀になってすでに20年以上経ち、街全体がある意味で21世紀らしくなってきたように思える。時間は時代の切れ目に関係なく連続して流れているのだが、世紀の変わり目というのはこういうものかと実感した。
「Cityscape 21」は、その世紀の変わり目を象徴的建造物である高層ビルを背景に東京、横浜、川崎、さいたま、所沢、大阪、神戸、名古屋、札幌、浜松などで撮影している。
田中 昭史
【展示概要】
田中昭史写真展「Cityscape 21」
会期:2023年1月13日(金)〜1月22日(日)金土日のみ開催
会場:gallery 176
所在地:大阪府豊中市服部元町1-6-1(阪急宝塚線 服部天神駅より徒歩1分)
開廊時間:13:00〜19:00
【写真家プロフィール】
田中昭史(たなか あきふみ)
1948年埼玉県秩父市生まれ。1971年信州大学卒業。1976年東京綜合写真専門学校卒業。
1997年「多摩景」1998年「秩父巡礼行1990-1998」を銀座・大阪ニコンサロンで開催。以降現在まで日本・韓国・米国で個展・グループ展多数開催。写真集に『多摩景』(2005年 冬青社)、『秩父風景』(2023年 冬青社)がある。2000~2008年TPOフォトスクールナビゲーター/講師、2001~2017年武蔵野美術大学非常勤講師、2005~2015年東京綜合写真専門学校理事/評議員。
【関連リンク】
https://176.photos/exhibitions/230113/
出展者 | 田中昭史 |
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会期 | 2023年1月13日(金)〜1月22日(日)金土日のみ |
会場名 | gallery176 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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