galleryMainでは、2022年12月1日(木)より12月11日(日)まで、企画展小池貴之写真展「浜さ」を開催する。作者・小池の故郷の記録を、手作りの鶏卵紙に留めた新作を含む写真作品28点を展示する。
小池貴之は、津軽海峡に面する故郷の浜を大判8×10カメラと中判カメラでフィルム撮影し、「鶏卵紙」と呼ばれる19後半〜20世紀前半まで用いられていた古典印画技法を用いて作品を制作した。現地で汲んだ海水から精製した塩を鶏卵氏に使用し、その場の風景を写した単純な光画ではなく、記憶や浜そのものの要素を内包するモノとして写真を表現している。
これまで小池は、ゼラチンシルバープリントや湿板写真、鶏卵紙等のさまざまな写真の技法で作品を制作、発表してきた。小池は、写真を実在する何らかの要素を像に留めた物体でありそれが記録となるという考えに基づき、作品に現地の痕跡を残すことを強く意識し制作している。AIによるCGイメージや画一的なインクジェットプリント等、昨今のデジタル作品とは対照的な、オリジナルな手作業にこだわりを持ち、写真作品を作り続けている。
【展示概要】
会期:2022年12月1日(木)〜12月11日(日)
休館日:月曜日、火曜日
開館時間:13:00-19:00
会場:galleryMain
住所:〒600-8059 京都市下京区下鱗形町543-2F
入場料:無料
アクセス:京阪清水五条駅より徒歩6分、地下鉄烏丸線五条駅より徒歩9分、阪急河原町駅より徒歩14分
【写真家プロフィール】
小池貴之(こいけ・きの)
1980年北海道函館市生まれ。
立命館大学理工学研究科情報システム学専攻修了。
高校時代から独学で暗室写真プリントの作品制作を行う。
立命館大学に入学し、写真研究会に入会。在学中、京都学生写真連盟を提唱・設立し京都の大学写真サークル間の交流促進に尽力する。京都写真クラブに在籍し現在も京都でも発表を続けている。2005年からは拠点を東京に移し、写真作品の制作や展示を行っている。
【関連リンク】
https://gallerymain.com/exhibiton_kinokoike_2022/
出展者 | 小池貴之 |
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会期 | 2022年12月1日(木)〜12月11日(日) |
会場名 | galleryMain |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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