<写真展内容>
「路上の匂い」は1987年から1990年頃に新宿・原宿・渋谷・浅草・上野などの東京の繁華街で撮影したスナップ作品である。この期間中には天皇崩御という歴史の転換点を含み、またバブル景気の危うさを感じながら乗らなきゃ損々という空気が充満していた時期でもある。なにか街の中がざわついていた印象を持っている。また私自身の人生の中で一番血の気が多い時期でもあった。撮影した時期には写真集を出版するタイミングがなかったが、コロナ第一波で外出自粛が叫ばれていた2020年4月頃から、すべてのフィルムのベタ焼きをスキャニングして作成し、改めてセレクトを行った。約450本あったので大変な作業になった。先に出版した「CROSSROAD」が1990年から1996年頃の撮影なので、東京をほぼ10年撮影していたことになる。ストリートスナップはジグソーパズルの1ピースを収集する行為に近い。たくさん集めたところで大きなイメージができあがる保証はない。30年という時間を経てジクソーパネルを組み立てる作業を行っているのかもしれない。その中から東京の断片が何か見えてくれることを願う。
展示点数:カラー写真32点・タイプCプリント
- 山崎弘義写真展『路上の匂い』
会期:2023年2月2日(木)~2月19日(日)★月・火曜日休み
13:00~19:00、入場無料
ギャラリーヨクト(Tel:03-6380-1666)
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-10 ユニヴェールビル102
■写真集『路上の匂い』(蒼穹舎刊)を出版しました
B5版・オールカラー104ページ 写真点数:72点
定価 ¥4,000+税
※写真展会場にて特別販売します
出展者 | 山崎弘義 |
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会期 | 2023年2月2日(木)~2月19日(日)※月・火曜日休み |
会場名 | ギャラリーヨクト |
会場の住所 | 〒1600004 東京都新宿区四谷4-10 ユニヴェールビル102 |
URL | http://blog.livedoor.jp/galleryyocto/archives/35283073.html |
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