©小池貴之《函館山》2024(令和6)年 湿板写真(アンブロタイプ) 作者蔵
2025年7月12日(土)から9月7日(日)の期間、北海道立函館美術館において「道南の精鋭シーズン2 小池貴之展『扉の港』」が開催される。
本展は函館美術館による道南ゆかりの美術家を紹介するシリーズ。小池は、アナログ技法を用い「記憶の再現」や「現地の痕跡」をテーマに活動している写真家だ。
本展示では、小池の故郷・函館の街の風景や、そこに刻まれた時間をガラス湿板写真(アンブロタイプ)、鶏卵紙を用い表現した作品50点を展示。
函館は、幕末に日本初の開港地となった歴史があり、日本における写真発祥の地のうちの一つ。小池は当時使われていた湿板写真や鶏卵紙の技法を用い、その独特の陰影と質感で函館の過去と現在を静かに結びつける作品を制作した。
- ◼️展覧会情報
北海道立函館美術館企画展
道南の精鋭シーズン2 第2回 小池貴之展「扉の港」
会期:2025年7月12日(土)〜9月7日(日)- 時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
会場:北海道立函館美術館 常設展示室
休館日:月曜日(祝日・振替休日は開館/翌火曜日は休館)
観覧料:一般 260 (210) 円、高大生 150 (110) 円- ※( )内は10名以上の団体料金
- https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/hbj/exhibition/program/295
■プロフィール
小池貴之(こいけ・きの)
写真家、北海道・函館市生まれ。
立命館大学大学院 理工学研究科修了。東京都在住。東京・京都・函館を拠点に制作・発表。
写真メディアが持つ記録の機能に注目し、時間や場所の歴史、記憶を残すための作品を制作。多くのプロジェクトは、ゼラチンシルバー・鶏卵紙・湿板写真等のアナログ技法を用いている。近年の代表作として「街と体温-香港-」「Домой-シベリア鉄道-」(ゼラチンシルバープリント)、「浜さ」(鶏卵紙)がある。屋久島国際写真祭フォトアワードファイナリスト(2022年)、京都国際写真祭KG+SELECTファイナリスト(2023年)
Web:https://kinokoike.jp
Instagram @51foto
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出展者 | 小池貴之 |
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会期 | 2025年7月12日(土)〜9月7日(日) |
会場名 | 北海道立函館美術館 |
会場の住所 | 〒040-0001 北海道函館市五稜郭町37−6 |
URL | https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/hbj/exhibition/program/295 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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