©Hiroaki Konishi
高円寺「唐変木」で小西弘晃 写真展「Fragments of Intimacy」が開催される。
私は幼少期、「遠視」と診断され矯正を行なっていた。
何を見るのにも目が疲れ、焦点が合わない。
一体自分が何を見るべきか分からず、あまりに巨大な時間を前に、ただ不安と恐怖を感じていた。
何を見てどこへ焦点を置くか自由な時代の中で、私達はいつも多くの選択を迫られる。
日常ではどうしても遠くへ焦点が合ってしまうし、近くのものはいつもぼやけてしまう。
だからこそ、私は大切な人が見たいと思った。
それは「生」と「死」、その間(あわい)と向き合う覚悟でもある。
小西弘晃は、モノクロームのスナップ写真やポートレートを中心とし、現実と異界が曖昧に交差する瞬間を捉え続けている近年注目の作家。本展では、作者の親しみ深い街「高円寺」の居酒屋店内で1ヶ月間、写真作品の展示を行う。会場となる「唐変木」は、昭和49年に創業。再開発の目まぐるしい東京の中でも、未だに古き良き雰囲気が残る高円寺の街を代表するディープスポット。レコードが流れる洞窟のような薄暗い店内で、お酒とアート作品の鑑賞を楽しむことが出来る。
- ■展覧会情報
小西弘晃 写真展「Fragments of Intimacy」
会期:2025年5月1日(木)~5月31日(土)
時間:18:00〜24:00
休廊日:日曜日
会場:高円寺大字居酒屋「唐変木」
住所:〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3-4-11
◼️プロフィール
小西弘晃(こにし・ひろあき)
1998年東京都生まれ、写真家
音楽大学を卒業後、ゲーム会社でサウンドクリエイターとして活動。
2023年より、写真家としての活動を開始する。
2025年、東京四谷のGallery Niépceにて初の個展「逢魔時」を開催。
モノクロームのスナップ写真やポートレートを中心に、現実と異界が曖昧に交錯する瞬間を捉え続けている。
HP:https://hiroaki-konishi.com/
Instagram:https://www.instagram.com/hktallyho9/
出展者 | 小西弘晃 |
---|---|
会期 | 2025年5月1日(木)〜5月31日(土) |
会場名 | 唐変木 |
会場の住所 | 〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3-4-11 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。