奇跡の森 EXPO ‘70

小伝馬町のkanzan galleryにて、畑 祥雄「奇跡の森 EXPO ‘70」が開催される。

 

• ’70年万博の跡地が 55年を経て自然が再興した豊かな人工の森になっている。閉幕後はビジネスセンターにする予定であったが、たった3ヶ月で覆り「緑に包まれた文化公園」に政策転換した。生物多様性の森を表現するには、森を歩いて一期一会の偶然の出会いを待つしかない。2015年に SDGsの目標が設定されたが、それより45年も前にパビリオンを撤去した更地に森創りが始まり、今や「地球の財産」になっている。「万博の森」は’70年万博のテーマ「人類の進歩と調和」の「調和」が体感できる稀有な場であり、世界的な視野で見れば SDGsの「聖地」や日本のセントラルパークとも呼ばれ始めている。55年前に文化人類学者梅棹忠夫が提唱した森創りの思想を、今、見える化したいとコンセプチュアルなドキュメンタリーとしてこの作品はできあがった。

畑 祥雄（写真家）

 

■展示概要

畑 祥雄「奇跡の森 EXPO ‘70」

会期：2025年2月5日（水）〜2月28日（金）
時間：12:00〜19:00（日曜は17:00まで）

会場：kanzan gallery

休廊日：月曜、火曜

協力：The Third Gallery Aya、NPO法人 地球の緑を育てる会

 

■関連イベント

GALLERY TALK「森創りは夢の苗床」

2025年2月15日（土）14:30〜16:30
ゲスト：矢内 廣（ぴあ株式会社代表取締役社長）× 畑 祥雄（写真家・映像プロデューサー）

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。