STORIES THAT NOBODY KNOWS

本展は、2人の妹を10年以上撮り続けている作品“Dear emotion” で知られる影山あやのをゲストに迎えたワークショップの成果展です。 “Dear emotion”は2人の妹と栃木にある実家とその周辺にて起きた、小さな変化を掬い取るように撮影しています。写真は些細な変化を記録することができ、そのありきたりな小さな変化の積み重ねが人生において大切なものだと影山は考えます。 長い期間撮影すること、そこで生まれた写真を複数組みわせることで、数多の物語を感じさせてくれます。被写体は個人的なものですが、それらによって生まれる物語が、鑑賞者の経験や込み上げた感情を通して、それぞれの物語を想起させることを目指しています。 本ワークショップでは、7名の学生と影山がそれぞれ、写真によって物語を制作することを目標にしました。被写体、テーマ、手法技法、展示方法を事前にプレゼンし、明確に決定してから撮影を行いました。 幼少期に住んでいた街を数年ぶりに巡る。 高校生の時に、中国から来日して、入学した高校を訪れる。 身近な存在である母親を改めて見つめなおす。 「類は友を呼ぶ」の言葉をもとに、友達の友達そしてその友達に会いに行く。 実家で共に暮らすほどの間柄の友達との関係を考える。 今、自らが存在していることの大切さを思う。 都会に生まれ育ち、目まぐるしく変化していく地元を見る。 過去を振り返る、今を見つめる、未来を見据えるなど各学生の視点と写真によって紡ぐそれぞれの物語をご覧ください。

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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