街中で偶然に出会った女学生たちに声を掛けてポートレート写真を撮らせてもらう。
それを続けて7年が経った。
学生の頃に同級生の女の子と上手にコミュニケーションが取れなかった自分自身のコンプレックスがスタートであり、根幹にある部分は今でも少しも変わっていない。
言い換えれば、7年間ずっと同じ餅を焼いてることになる。
変わったのは、彼女たちのファッションや写り込む背景の街並み。それと、後述するマスクの有無だろうか。
趣旨がずれてしまうことを避けたいので、一般的に目が向きがちな「アイコンとしての制服」や「性的な対象としての女子」という要素はなるべく排除するようにしている。
これはあくまで作者が自分自身と向き合うための私的写真群である。
前作「渚にて 女学生日和 その5」(zushi art gallery)では撮影エリアを海沿いの街に限定したものを展示したが、今作は従来通り地域やエリアを限定していない。
また、撮影期間も前作と同時期のため半数の女学生がマスクをしている。
コロナ禍の重要な象徴と捉え、声をかけた段階でマスクをしている場合はそのまま撮らせてもらった。
また、今回も声掛けから撮影終了までの音声を公開している。
全員に「今、頑張っていることは何か」という前向きな質問をし、仕上がりは笑顔の写真に拘った。
彼女たちの笑顔につられて、鑑賞者もほんの一瞬でも笑顔になれたらと願っている。
実はこれも7年前からまったく変わっていない。
モノクロプリント22枚を展示予定。
出展者 | 小川修司 |
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会期 | 2024年2月3日(土)~2月11日(日) |
会場名 | ギャラリーヨクト |
会場の住所 | 〒1600004 東京都新宿区四谷4-10 ユニヴェールビル102 |
URL | http://yocto102.starfree.jp |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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