越境埼玉都民

Ryusuke UMEYA

住まいを聞かれ、埼玉県と答えると、毎回県境を超えてきていることに驚かれるが、関所があるわけでもなく、道路脇の境界標を跨ぐだけだ。
東京に憧れはある。物欲が強いので溢れんばかりの物量に惹かれて東京へ通う。多分代金は東京にエネルギーとして支払って、置いてきているのかもしれない。埼玉に帰ってスヤスヤと充電する。
実ははじめに写真家の先輩に、ネガティブな思いをぶつけてしまった。コンプレックスというか、埼玉という自分の一部を「好き」というのは、身近な人に「好き」と言うように素直になれないのだ。
昨年第二弾が公開された『翔んで埼玉』。主人公たちのストレートな地元愛が羨ましい。

※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。

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