ヒメアマツバメは橋げたや建物の天井など人が作った建造物に巣を作って暮らしています。
建造物は定期的にメンテナンスを行う必要があり、建て替えもあります。保護をしないとそのたびにヒメアマツバメは営巣地を失います。これは運命なのかも知れませんが、規模が大きい集団営巣地では種へのダメージが大きくなります。
今回紹介している三井住友海上火災保険(株)の駿河台ビルの上層部100メートルに営巣しているヒメアマツバメ群は100~200羽と規模がとても大きい営巣地を作っています。
注目すべきはこのビルの所有者がヒメアマツバメに対して「都心のビルに営巣する珍しい鳥・・・というだけでなく、なぜこの場所を選んでくれたのか、これからも居心地よいねぐらの環境を維持していきたい。」という思いで保護をしてくれている事です。
三井住友海上火災保険(株)様からヒメアマツバメの記録写真撮影を頼まれ、ビル屋上で一年を通して撮影をして東京のど真ん中でこれだけの規模のヒメアマツバメが暮らせる多様性に飛んだ環境がある事に驚きました。
四季を通して変わりゆく景色を背景に飛ぶ姿や大都会のビル群を背景に飛ぶ大群や可愛らしい顔など地上100メートルで暮らすヒメアマツバメの魅力を少しですが今回の写真展でお伝え出来ればと思います。
幸いにも三井住友海上のECOM駿河台様の全面的バックアップで今回の写真展が実現しました。
*ヒメアマツバメ
ツバメと名前はついていますがツバメは「スズメ目」、一方ヒメアマツバメは「アマツバメ目」で全く種の違う鳥です。ツバメは春に来て秋には南へ帰ってしまう渡り鳥ですが、ヒメアマツバメは冬でも飛んでいる留鳥です。
出展者 | 佐藤信敏 |
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会期 | 2023年10月10日(火)~11月30日(木) |
会場名 | 三井住友海上 ECOM駿河台(エコムスルガダイ) |
会場の住所 | 〒0332593135 101-0062 神田駿河台3-11-1 |
URL | https://www.facebook.com/photo?fbid=635892258724021&set=a.588935320086382 |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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