2020年から2022年のコロナ禍中の自分の住む街を撮った写真群が第6回写真出版賞で大賞をとり2023年1月に写真集「鳩と烏と」を出版することができました。本中に収まりきらなかった写真も沢山あります。そして本が出た後も街へ出ての撮影を続けています。
出版後に思うのはコロナ禍はきっかけで自分はこの街のその場で感じる何かにカメラを向け撮影しているんじゃないか。ということ。
同じ場所を次の週に来ても雰囲気が違っていて足が止まったり、同じようでも繰り返し来てみると少しづつ変化しています。
自分自身もそうなのでしょう。。
諸行無常。
ガラリとだったり、少しづつだったり雰囲気が変わっていく街のその時に足が止まる何かにカメラを向け続けています。
何か。が、うまく説明できるようになった時がこの撮影が終わる時なのかもしれません。
展示物はもう一つ
2020年、御苗場というイベントにむけ制作した「左のあなた、右のおまえ」。
尊敬する11人の女性の方に協力していただき、人の顔。の本音と建前、生き方、性格のその時点までの積み重ね、強く生きている姿を表現しました。したつもりです。
本当は横浜大さん橋ホールで展示予定でしたが、言わずもがなコロナパニックがスタートして、オンライン展示になりました。
そして、写真家の大村祐里子さんがエプソンベストプリント賞に選出してくれました。
迅速にオンラインへ、そして会場の切り替えは主催者さんたちの才能、努力、人望を強く感じ感動しました。
でもやはり、いつか落ち着く時がくればリアルな展示をしたいと思っていました。
今年にはいりひょんな事から書肆ひるねさんとお知り合いになり、いろいろな話をしている中で写真展をさせていただくことを快く承諾してくれました。
カメラで撮った瞬間からそれは過去になりますがその先の何かが気になって歩いています。
今から感じる何かにむかって歩き、撮影した今までを重ねていく。
そんな150点以上の作品から私の視点に少しでも共感頂けたらうれしいです。
出展者 | 船見征二 |
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会期 | 2023年10月14日(土)~10月28日(土) |
会場名 | 書肆ひるね |
会場の住所 | 〒3200057 栃木県宇都宮市中戸祭1-5-4 |
URL | https://funa-j.wixsite.com/seijifotoex |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
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