本展「地球のかけら」は、「日常のなかの生」をテーマに写真作品を制作している新進作家の山中が、“石”にフォーカスした新作だ。
今回の展示は景観の一部として普段目にしている石と、それらが生まれたであろう山や川などの風景写真で構成される。石は火山から噴き出したマグマが冷えて固まり、山のふもとや川を通って削られながら運ばれ、徐々に小さくなっていくことでできる。その過程を経て一つの石の大きさになるには、数万年から数千万年かかるといわれている。人間のもつ時間軸で考えると想像できないほど膨大な時間の積み重ねであるが、石ひとつひとつに着目することで、遥か遠い昔と現在までの時間軸がつながっていることを想像することができる。
またすべての石は模様や形が違っていて、全く同じものは存在しない。ひとつひとつの石に時間の積み重ねが克明に現れているのだ。
地中奥深くのマグマからうまれた石は「地球のかけら」である。
出展者 | 山中南実 |
---|---|
会期 | 2023年10月24日(火)~2023年11月5日(日) |
会場名 | Koma gallery |
会場の住所 | 〒1530062 東京都目黒区三田1-12-25 金子ビル201 |
URL | https://www.komagallery.com |
※会期は変更や開催中止になる場合があります。各ギャラリーのWEBサイト等で最新の状況をご確認のうえ、お出かけください。
PCT Membersは、Photo & Culture, Tokyoのウェブ会員制度です。
ご登録いただくと、最新の記事更新情報・ニュースをメールマガジンでお届け、また会員限定の読者プレゼントなども実施します。
今後はさらにサービスの拡充をはかり、より魅力的でお得な内容をご提供していく予定です。