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飯沢耕太郎オンライン・フォトブック・ギャラリー「写真集の夜」第11回は 『植田正治 写真するボク(別冊太陽)』

2026/03/25

飯沢耕太郎オンライン・フォトブック・ギャラリー「写真集の夜」。2026年3月27日(金)開催の第11回は 『植田正治 写真するボク(別冊太陽)』を手掛かりに、植田正治作品の未来を語り合う。

 

2025年7月刊行の『別冊太陽―日本のこころ』は、山陰の誇る世界的写真家・植田正治の生涯を辿るものだった。写真評論家・飯沢耕太郎も「植田正治―写真集の世界」という小特集を担当している。

 

  • 日本の写真家たちにとって、写真集は自作を発表する場として特別な意味を持っているのではないだろうか。(中略)植田正治も例外ではない。写真集を制作することを目標として写真を選び、デザイナーやアートディレクターとの共同作業を通じて、写真集を丁寧にまとめていった。
『別冊太陽―日本のこころ:植田正治 写真するボク』p.135

 

山陰のアマチュア写真家を自称し続けた植田正治は、生涯生まれ故郷の鳥取県西部、境港から離れることはなかった。写真集『童暦』(1971)が注目され、数多の写真集出版とともに次第にその名が世界へ広がっていっても、その題材は、家族や近所の人々、生家近くの弓ヶ浜、「水の都」松江、そして鳥取砂丘と、ずっと山陰の人や風景が中心のままだった。

 

亡くなる少し前には建築家・高松伸の設計による「植田正治写真美術館」が鳥取県岸本町(現・伯耆町)に開館、没後も写真集や関連書籍の出版は続いている。飯沢も2016年刊行の『植田正治作品集』(河出書房新社)を共同で編集・構成をつとめた。

 

「写真集の夜」第11回は、植田正治の孫で植田正治事務所代表の増谷寛をゲストに迎え、『植田正治 写真するボク(別冊太陽)』を手がかりにその作品を振り返りながら、山陰という地域に密着した植田正治の大きな遺産を未来と世界に向けてどのように発展させていくべきか、その可能性についてディスカッションしていく。

 

  • 植田正治の評価は2000年の没後にむしろ高まってきました。ヨーロッパ各国を巡回した回顧展をきっかけに、国際的にも大きな反響を呼び、国内でも多くの美術館、ギャラリーで展覧会が開催されるとともに、若い世代の支持も集めています。日本人離れした、親密さとスケールの大きさを併せ持つ、植田正治の写真世界の魅力を、お孫さんで植田正治写真事務所を主宰する増谷寛さんとオンライントークで語り合います。ぜひご視聴ください。
飯沢耕太郎

 

  • ■開催概要
    写真集の夜 飯沢耕太郎オンライン・フォトブック・ギャラリー
    第11回 『植田正治 写真するボク(別冊太陽)』を手がかりに
    開催日時:2026年3月27日 (金) 22:00~23:00
  • ※見逃し配信は行わない。後日、アーカイブ動画を有料で販売予定。
    ゲスト:増谷寛 (植田正治写真事務所)
    案内人:飯沢耕太郎 (写真評論家)
    イベント形態:Zoomウェビナー(Webinar)を利用したライブ配信
    ※申込みいただいた方には参加URLを事前にメールにて送付
  • 参加料:無料
    購入期限:当日3月27日(金)21:00まで
    主催:スタイル株式会社

 

【関連リンク】

https://www.localknowledge.jp/2026/03/2205/

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