Puerto Rican Day Parade, Manhattan, New York City 1963 | Leica Picture of the Year 2025: © Joel Meyerowitz
「2025年度ライカ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」にジョエル・マイロウィッツによる作品が選出された。
「ライカ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」は、2021 年より「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」を受賞したライカフォトグラファーを対象に授与される。偉大さの一端をすべてのライカ愛好家と共有するという目的でも、ライカは「ライカ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」を毎年選出しており、選出作品は、世界27か所のライカギャラリーで限定販売される。コレクターやライカ愛好家にとっては、限定版のプリントを通してライカの偉大な写真家たちを讃える唯一無二の作品コレクションを手にする絶好の機会となる。
1960年代から現在までアメリカを代表する写真家の一人として活躍するジョエル・マイロウィッツ(1938-) 。彼のストリートフォトグラフィーは独自のスタイルを持ちとりわけ「色彩」は欠かせない表現要素となっている。
2025年夏、エルンスト・ライツ・ミュージアムにて、代表作100点を集めた壮大な回顧展「The Pleasure of Seeing」が開催された。今年度「ライカI」誕生100周年を記念した「100 years of Leica: Witness to a century (1925-2025) | ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」の一環として、マイロウィッツに自身の作品から100点を厳選するよう依頼した。2025年度「ライカ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤー」に選出されたこの一枚は、彼の初期作品のひとつにあたる。「Puerto Rican Day Parade, Manhattan, New York City 1963」は、2025年12月より世界各地のライカギャラリーにて限定版のプリントとして販売される。

Leica Picture of the Year 2025 © Joel Meyerowitz
- 当時、ニューヨークの広告代理店でアートディレクターとして働いていた彼が写真家として生きるという人生を大きく変える決断を下したきっかけは、わずか90分間の出来事でした。彼は、写真家 ロバート・フランクの撮影現場を観察し、ライカを手にまるで夢遊するように被写体を追うその軽やかで直感的な姿に深い衝撃を受けたのです。その日のうちにマイロウィッツは会社を辞め、ストリートフォトグラフィーという冒険へと踏み出しました。「ライカM2」は彼にとって日々視覚を研ぎ澄まし、複雑なシーンの中で完璧な瞬間を素早く見つけ出すための相棒となりました。ニューヨークの喧騒に包まれながら、彼は日常に潜む魔法のような瞬間の中に、欠かすことのできない張りつめた緊張を見出しました。
2025年度ライカ・ピクチャー・オブ・ザ・イヤー
写真家:ジョエル・マイロウィッツ
タイトル:Puerto Rican Day Parade, Manhattan, New York City 1963
プリント用紙:Canson Infinity Satin 260 g/m²
プリント:Prolab Fotofachlabor(ドイツ)がプリント
全体サイズ:40 × 50cm [15.75 × 19.69インチ]、写真サイズ:25.4 × 38.1cm [10 × 15インチ]
サインとエディションナンバー入り
付属品:作品証明書付き、エディションナンバー入り、特製フォルダー入り
販売数:81点
世界各地のライカギャラリーでの限定販売
価格:275,000円(税込)
※国内では ライカギャラリー東京、ライカギャラリー京都、ライカギャラリー表参道 にて2025年12月より順次販売開始
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