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【PCT新刊】金村 修『写真批評』刊行のお知らせ

2025/12/22

月刊誌『家電批評』での人気連載が単行本化!

 

2016年から2025年にかけて月刊誌『家電批評』に連載された「金村修の写真批評」から厳選したテキストに、新たに加筆・修正して編まれた写文集。

 

芸術論・写真論を軸に、音楽と写真、時評、カメラをめぐる話題までを横断し、写真家を志す人へ向けた思考と言葉を凝縮した一冊。

 

約100点の写真作品を収録し、全360ページに及ぶ大ボリュームの、金村修初となる本格的な写真批評集。

 

 

  • 写真は「表現」や「創造」の敵です。だって機械が撮ったのですよ。そこに「表現」や「創造」の要素が入り込む余地はありません。「創造」という言葉もいやですね。わたし達は創造主という神じゃない。どちらかといえば神はカメラで、写真家はその下僕です。そして写真はまた想像力の敵でもあります。写ったものしか見ることができないのですから、そこに想像の力を発揮する余地もありません。よく写真を見ていろんなことを想像して語る人がいますが、もっと画面をよく見ろと言いたいですね。お前のつまらない想像なんてどうでもいい。重要なのは画面に写っているものだと声を大にして言いたいです。ただそうなると写真を語る言葉というのは、犬が写っているとか、ビルが写っているとかそんな退屈なトートロジーでしかなくなるのですが、そういう退屈さもまた写真の面白いところです。
 (金村修『写真批評』あとがきより) 

 

金村 修『写真批評』

写真・文:金村 修

編集:村上仁一

ブックデザイン:加藤勝也

印刷製本:株式会社山田写真製版所

仕様:A5判(148×210mm)、並製、ソフトカバー

頁数:360頁(モノクロ)

言語:日本語

 

発行:合同会社PCT

発行日:2026年1月10日

ISBN:978-4-910646-06-0 C0072

価格:本体3,600円+税(税込 3,960円)

 

STORES:https://photoandculturetokyo.stores.jp/items/6948c46bba8c3d14462f088e

 

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