ソニーからベーシックモデルの基準を刷新するフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7 V」が2025年12月19日に発売される。価格はオープン価格。
『α7 V』は、従来比約4.5倍の高速読み出しを実現する、新開発 有効約3300万画素のフルサイズ部分積層型Exmor RS™(エクスモア アールエス) CMOSイメージセンサーを搭載。加えて、最新のα™(Alpha™)シリーズのAIプロセッシングユニットの性能を画像処理エンジン内に統合したBIONZ XR2™(ビオンズ エックスアール ツー)を新たに搭載。
これらにより、AIによる人物の瞳認識性能が従来比約30%向上したほか、ブラックアウトフリーでのAF/AE追随の最高約30コマ/秒の連続撮影を実現し、前機種『α7 IV』を大きく超える表現力と操作性を備える。静止画、動画を問わず、意図した通りの表現が可能となり、本格的な作品制作を追求するハイアマチュアや撮影を趣味とする方のニーズに応える。
あわせて、フルサイズ対応かつ小型軽量で、『α7 V』の高速連続撮影に対応する標準ズームレンズ『FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II』を発売する。
- ■特長
▼従来比約30%精度が向上、狙った人物を捉え続ける高いAI認識性能
AIプロセッシングユニットを内蔵するBIONZ XR2™の搭載により、「リアルタイム認識AF(オートフォーカス)」に対応。ポートレートや動きのあるシーンでも、姿勢推定技術を用いて人物の瞳や骨格、姿勢を瞬時に認識し捉え続ける。認識対象は、人物、動物、鳥に加え、昆虫や自動車、電車、飛行機にも対応。新たに追加した「オート」モードでは、カメラが対象被写体を自動的に認識可能。
▼決定的瞬間を捉える、ブラックアウトフリーでのAF/AE追随の最高30コマ/秒の高速連続撮影
従来比約4.5倍に読み出し速度を高速化した部分積層型Exmor RS™ CMOSイメージセンサーと、BIONZ XR2™の組み合わせにより、歪みの少ない映像表現を実現。また、動きの激しい被写体でも追随できる最大60回/秒のAF/AE演算と、被写体を表示し続けるブラックアウトフリー撮影により、不規則な動きの被写体に対しても快適で安定した被写体捕捉を可能にしている。14bit RAW撮影時においても、AF/AE追随の最高30コマ/秒の高速連続撮影を実現。さらに、最大1秒前までさかのぼって撮影が可能なプリ撮影機能を搭載しており、動物や野鳥、スポーツなど、動きの予測が難しい被写体でも、決定的な瞬間を捉える。
▼有効約3300万画素の高画質と広いダイナミックレンジで幅広い撮影環境に対応する静止画性能
前機種『α7 IV』を超える最大16ストップのダイナミックレンジを実現。明暗差の大きいシーンでも、暗い部分から明るい部分まで自然で滑らかな階調で表現する。また、ディープラーニング技術による光源推定を活用したオートホワイトバランス(AWB)を新たに搭載。撮影環境の光源を高精度に自動判別し、適した色合いに調整することで、自然で安定した色再現を可能にする。
▼フルサイズ、7Kオーバーサンプリングによる高精細4K 60p動画撮影
フルサイズ画角での7Kオーバーサンプリングによる4K 60p記録や、Super 35mm(APS-Cサイズ相当)の4K 120p記録に対応。画素加算のない全画素読み出しにより、細部まで高精細な動画撮影が可能。手ブレ補正機能においては、「ダイナミックアクティブモード」を搭載し、手持ちでも滑らかで安定した映像表現を可能にします。Vlog(ブイログ)や作品制作、家族の思い出など、幅広いシーンで高品位な動画撮影に対応。また、AIによる被写体認識により、撮影中の被写体を自動的に最適な構図で捉え続けるオートフレーミング機能を搭載し、安定した構図の動画撮影が可能。
▼快適・安心の撮影体験を支える高い操作性、持続性、信頼性
・自由なアングルで撮影可能な、4軸マルチアングル液晶モニター(3.2型 約210万ドット)
・長時間バッテリー駆動(CIPA規格準拠で液晶モニター使用時約750枚、ファインダー使用時約630枚撮影可能)
・長時間の動画撮影を可能にする放熱構造
・さまざまな撮影環境に対応可能な防塵・防滴に配慮した設計
・堅牢性と軽量化を両立する、高耐久マグネシウム合金ボディ
・Wi-Fi 6E(2.4/5/6GHz)対応で高速かつ安定したデータ転送
▼標準ズームレンズ『FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II』の特長
『FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II』は、使用頻度の高い28mmから70mmまでをカバーする、小型軽量なフルサイズ対応標準ズームレンズ。風景、ポートレート、スナップ写真など、さまざまなシーンで活用できる。
『α9 III』との組み合わせで最高約120コマ/秒の高速連続撮影に対応するほか、『α7 V』のAF/AE追随の最高30コマ/秒の高速連続撮影という性能を最大限に引き出す。また、カメラ本体の手ブレ補正機能「アクティブモード」や手ブレ補正の協調制御に対応し、動画および静止画撮影時の手ブレを効果的に抑える。動画撮影中にピント位置によって画角が変化する現象を補正する、カメラ本体のブリージング補正機能にも対応。
- ■仕様
マウント形式:Eマウント
撮像素子:35mmフルサイズ(35.9 x 23.9mm)、Exmor RS CMOSセンサー
画像処理エンジン:
AF方式:ファストハイブリッドAF(位相差検出方式 / コントラスト検出方式)
認識AF:オート、人物、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機
撮影標準感度:静止画撮影時: ISO 100 - 51200 (拡張: 下限ISO 50、上限ISO 204800)、AUTO(ISO 100 - 12800、上限/下限設定可能)、動画撮影時: ISO 100 - 51200相当(拡張: 上限ISO 102400)、AUTO(ISO 100 - 12800相当、上限/下限設定可能)
手ブレ補正:イメージセンサーシフト方式5軸補正(補正方式はレンズ仕様による)
シャッター速度(メカ/電子): 静止画撮影時(電子シャッター): 1/16000-30 秒、静止画撮影時(メカシャッター): 1/8000-30秒、バルブ、動画撮影時: 1/8000-1秒
ファインダー:1.3 cm(0.5型)電子式ビューファインダー(Quad-VGA OLED)
液晶モニター:8.0 cm(3.2型)TFT駆動
大きさ:約130.3 x 96.4 x 82.4mm、約130.3 x 96.4 x 72.3mm(グリップからモニターまで)
重さ:約610g
■製品情報
「α7 V」
発売日=2025年12月19日
価格=オープン価格(オンラインショップ価格:416,900円税込)
【関連リンク】
https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7M5/


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